平田で試験輸送スタート 除染廃棄物を中間貯蔵施設へ

東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物の保管に向けて整備される中間貯蔵施設への試験輸送で、環境省は25日、平田村の仮置き場からの廃棄物の搬出を始めた。
仮置き場は村有地で、住宅除染などで出た廃棄物が入ったフレコンバッグ(除染用収納袋)約370袋(約370立方メートル)が保管されている。初日は10トントラック10台で合わせて50袋を運び出した。1台当たり5袋程度を積み、1日1往復する。2週間程度で完了する見通し。
トラックは、あぶくま高原道路、磐越、常磐の両自動車道を経て大熊町に向かう。距離は約105キロ。
県内の試験輸送の開始は15市町村目。
(カテゴリー:福島第一原発事故)