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「震災遺産とふくしまの記憶」福島で始まる 初日は記念シンポで保全訴え

被災したパトカーの部品(手前)などが並ぶ展示会場

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関する資料を展示する「震災遺産とふくしまの記憶」は26日、福島市の福島大うつくしまふくしま未来支援センターで始まった。初日は記念シンポジウムを行い、出席者は複合災害を物語る品々を後世に引き継ぐ意義を強調した。

 県立博物館などでつくる「ふくしま震災遺産保全プロジェクト」と福島大の主催。震災で被害を受けた物品を「震災遺産」と位置付け、県民の関心を高めようと催した。
 震災遺産の保全活動を続ける高橋満県立博物館主任学芸員、双葉町の震災関連資料の整理に関わった白井哲哉筑波大教授、社会福祉学が専門の鈴木典夫福島大教授が、講演と意見交換を繰り広げた。
 高橋氏は「震災遺産は被害を伝える手段の一つになる」と説明し、保全に当たる機関に貴重な資料の情報が集まるよう期待した。白井氏は「資料を保存・利用する機関が絶対に必要」と訴えた。震災直後、学生と共に構内に避難所を設置した鈴木氏は学生のマンパワーは絶大だったと振り返り「記録は同じことが起こったときの対応に役立つ」と語った。

■駅名標や橋の欄干、新聞... 浜通りの69点展示

 「震災遺産とふくしまの記憶」は、浜通りから集めた69点を展示している。
 津波被害を受けたJR富岡駅構内の駅名標やいわき市にあった橋の欄干、被災したパトカーの部品、配達されなかった平成23年3月12日付の朝刊などが並んでいる。
 初日はセレモニーを行い、福島大の中井勝己学長、中田スウラうつくしまふくしま未来支援センター長、赤坂憲雄県立博物館長がテープカットした。
 入場無料。午前9時半から午後4時半。10月6日まで。

カテゴリー:福島第一原発事故

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