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民間2病院、共同託児所 南相馬で1日開所

託児所オープンを心待ちにする(右から)荒さん、台野さん、伊東さん

 看護師不足に悩む南相馬市原町区の民間2病院が10月1日、共同で託児所を開所する。小野田病院(医療法人相雲会)が所有する旧託児所を、大町病院(医療法人社団青空会)が借りて運営する。当面、大町病院側から幼児2人が入るが今後、小野田病院からも入所する。民間同業の協力で看護師の復帰、定着を目指す。

 JR原ノ町駅近くにある両病院は数十年来、独自に託児所を運営してきたが、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、閉鎖を余儀なくされてきた。
 今年6月、大町病院が託児所再開に向け物件を探していると知った小野田病院側が、施設提供を持ち掛けた。大町病院側は雇用を継続してきた保育士を復帰させて運営する方向で協議が進んだ。
 新しい託児所の名称は「にこにこハウス」。約200平方メートルの所内に食堂、もく浴室、乳児室などを備えた。以前使っていた遊具やベッドもある。大町病院側から3歳と1歳半の幼児が入所するが、年内にさらに2人入る見通し。3人の保育士のうちの1人、荒美千代さんは「やっと元の仕事に戻れる。子どものいる場所が当たり前になることがうれしい」と開所が待ち遠しそう。
 小野田病院の台野益夫事務長は「『0.5』と『0.5』では何も始まらないが、足して『1』になって動きだせた。ウチにも孫を預けたいという職員がいる」と話した。大町病院の伊東敏行事務課長は「看護師が少しでも増えれば病床の拡大を検討できる」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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