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五輪で復興発信に期待 野球・ソフト県内開催検討

追加種目の本県開催に期待を込める内堀知事=28日、県庁

 東京五輪の追加種目に提案された野球・ソフトボールの一部試合の県内開催が検討されていることを受け、誘致を目指している福島、郡山、いわきの各市の関係者は本格的な誘致活動への意気込みを見せた。大規模大会の開催実績がある県内の競技団体は全面的に協力する考えだ。県内開催が決まれば、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を世界に示す絶好の機会となるだけに、経済界の期待も高まっている。

 「福島で五輪の競技を生で見られるとなれば、非常に楽しみだ」。内堀雅雄知事は28日に県庁で開いた定例記者会見で、本県開催が検討されているスポーツの祭典への思いを口にした。「県民、特に若い人が(五輪競技を)間近に感じることができるのは人生で非常に大きな経験になる」と強調した。
 福島市のあづま球場(3万人収容)は、現在、開催中の市町村対抗県軟式野球大会をはじめ、毎年、大きな規模の大会の会場となってきた。野球・ソフトボールの会場候補地として二月に誘致の名乗りを上げた福島市は小林香市長を本部長とする「二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック関連事業」福島市推進本部を中心に誘致に向けた情報収集を進めている。
 推進本部の事務局を担う野田幸一市企画経営課長(51)は「五輪開催は被災地福島に夢や希望を与え、復興を世界に発信する場になる」と話した。
 郡山市の開成山野球場(1万8200人収容)では今年に入ってから、プロ野球の公式戦2試合、「福島ホープス」が加盟するプロ野球独立リーグ・ルートインBCリーグの公式戦5試合が行われた。市は、球場が市内中心部にある利点を強調し、大会誘致を目指す。品川萬里(まさと)市長は「郡山市がそれぞれの競技の開催条件を備えた都市であると大いにアピールしていきたい」とコメントした。
 いわき市のいわきグリーンスタジアム(3万人収容)は来年夏に野球のU-15ワールドカップの開催を控える。市新舞子多目的運動場の整備も進められており、公式ソフトボール場が4面取れる規模になる予定だ。
 市は、野球・ソフトボールが追加種目として正式に決まり次第、一次リーグや事前合宿などの誘致を本格化させる方針だ。清水敏男市長は「復興の姿を世界に示す絶好の機会。県と連携し積極的に誘致に取り組む」とのコメントを発表した。

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