東日本大震災

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南相馬 仮設から近隣に移転新築 絆診療所2日、開所

スタッフに囲まれる遠藤さん(中央)

■鹿島で開業の元小高病院長 遠藤さん「長く役立ちたい」

 元南相馬市立小高病院長の遠藤清次さん(58)が、同市小高区からの避難者が多い鹿島区に開いた仮設の「絆診療所」が近隣に移転新築し、11月2日に開所する。県の補助などを受け、エックス線撮影設備などが整った診療所となる。遠藤さんは「小高の皆さんに望まれ、できた絆診療所。新しく造ったのだからできるだけ長く役に立ちたい」と話している

 絆診療所は平成24年5月、鹿島区の仮設店舗に開所した。遠藤さんは東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後、猪苗代町の病院に勤務していたが、避難した小高の住民から「戻ってほしい」という要請を受け、鹿島区に開業した。
 多くの小高や鹿島の住民が利用してくれたものの、設備が限られる仮設診療所での経営は厳しかった。将来を考え、経営継続の最善策として新診療所を建設することにした。
 県の補助や地権者らの支援はあったものの、自己負担は大きかった。それでも「鹿島に残ってくれてありがとう」と言ってもらえて励みになった。
 新しい診療所は現在の場所から200メートルほどの近隣。敷地は約1600平方メートル、建物の延べ床面積は約360平方メートル。31日午後0時30分から内覧会を開き、同3時から開所式を行う。診療は11月2日から。
 新しい住所は同市鹿島区寺内字塚合123の1。電話0244(26)9699。

完成した新しい診療所

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