東日本大震災

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東北の生産拠点復活 田村・常葉の中央化学 4年7カ月ぶり地元から7人採用

テープカットする水野社長(中央)と冨塚市長(右から2人目)ら

 プラスチック製食品包装容器メーカー・中央化学(本社・埼玉県鴻巣市)の田村市常葉町にある東北工場が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以来、4年7カ月ぶりに操業を再開した。地震の被害や原発事故の風評などによる操業停止を乗り越え、27日、工場の修復工事竣工(しゅんこう)式が行われた。

 同工場は昭和51年8月に東北地区の生産拠点として誕生した。震災前は工場長を除いた全従業員が地元採用で、約100人が働いていた。地震で工場が傾き、敷地に地割れなどが起きた。早期の再開を目指したが、直接食品と接する容器を製造していたため風評が根強く、平成23年10月に操業停止を余儀なくされた。
 雇用維持のため全国5カ所の工場などに異動した従業員からの要望を受け、水野和也社長が26年初めに再開を決めた。26年12月には除染が完了し、約20億円の修繕費を投じて施設や機器を整備した。
 27年10月1日には操業を再開し、全国に散っていた従業員のうち37人が戻り、地元から新たに7人を採用した。
 竣工式では水野社長があいさつし、冨塚宥●市長らとともにテープカットをして再開を祝った。水野社長は「東北地方の生産拠点が復活できてうれしい。生産量は震災前の3分の1程度だが、復興する上で重要な6次産業と協力するなど挑戦できる体制を整えたい」と話した。
※●は日ヘンに景

震災以来4年7カ月ぶりに操業を再開した東北工場

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