天栄で試験輸送開始 除染廃棄物を中間貯蔵へ

環境省は24日、天栄村にある仮置き場から除染廃棄物を大熊町の中間貯蔵施設予定地内の保管場に移すパイロット(試験)輸送を始めた。試験輸送が行われるのは27市町村目。
搬出が始まったのは村内沢邸(さわやしき)の仮置き場。住宅や公共施設を除染した際に出た土や落ち葉などを詰めた大型収納袋(1袋当たり約1立方メートル)が約1000個保管されている。
初日は10トントラック10台で合わせて約60個を運び出した。あぶくま高原道を通り、磐越、常磐両自動車道を経て、大熊町の保管場に輸送した。搬出は1カ月ほどで完了する見通し。
(カテゴリー:福島第一原発事故)