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来年末までの再開発表 常磐線相馬-浜吉田(宮城) JR東

常磐線の再開見通しを発表する向山支社長

 JR東日本は26日、東日本大震災の津波で被災したJR常磐線の相馬-浜吉田(宮城県亘理町)駅間の約22.6キロについて平成28年12月末までに運転を再開すると正式に発表した。相馬-仙台駅間が約1時間で結ばれる。

 ルートの内陸移設に伴う用地買収が円滑に進んだため、平成29年春としていた当初予定の運転再開時期が前倒しとなった。具体的な運転再開日やダイヤなどは来年発表する。
 内陸にルートを移設するのは駒ケ嶺(新地町)-浜吉田駅間18.2キロのうちの14.6キロ。移設に伴う土木工事はほぼ完了し、線路敷設や電気工事などが行われている。移設区間のうち、津波で流失した新地駅は内陸の南西側に約300メートル移される。標高は従来より約6メートル高くなる。
 JR東日本の向山路一(むこうやま・みちかず)執行役員水戸支社長が26日、いわき市のJR東日本水戸支社いわき保線技術センターで記者会見して発表した。「地権者をはじめ関係者の協力に感謝する。今後も地域振興やまちづくりに少しでも寄与していきたい」と述べた。

■交流盛んに 地元から歓迎の声
 JR常磐線の相馬-浜吉田駅間の運転再開前倒しについて、地元からは歓迎する声が上がった。
 立谷秀清相馬市長は「相馬駅の南北に線路がつながるのは気持ちの面で明るくなる。仙台圏との人的・経済的な交流が盛んになる」と語った。加藤憲郎新地町長は「再開が早まれば町民は復興の進展を実感できる。駅へのアクセス道路の早期整備を県に要望するとともに駅前整備を進めたい」とコメントした。
 新妻良一相馬商工会議所会頭は「仙台方面から観光客を相馬地方に呼び込むチャンス。誘客事業を考えたい」と話した。

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