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【震災から4年9カ月】「年越し迎える仮設住宅」 「次々去ってさみしい」 若松の河東学園仮設住宅武内自治会長 治安の悪化懸念

空き部屋が目立つ仮設住宅を夜間、見回る武内さん

 「人が次々去っていく中、仮設住宅で正月を迎えるのはさみしいよ」。会津若松市の河東学園仮設住宅自治会長を務める武内正則さん(65)=大熊町から避難=は明かりのついていない近所の部屋を見詰めてつぶやいた。
 
 古里から移り住んで4年5カ月になる。当初は83部屋ほぼ全てが埋まっていたが、現在暮らしているのは19世帯、40人ほどだ。来春にはさらに5世帯ほどが引っ越す予定になっている。人が少なくなり、バーベキューや餅つき大会を開いても思うように人が集まらない。ボランティアの大学生らがイベントを企画しているが、参加する住民よりもスタッフの数が多い時もある。
 
 入居者が減って治安が悪くなるのではないかと心配だ。壊れた街灯がある。町に修理を頼んだが、なかなか来てもらえない。建物の傷みも進む。ここ数年はシロアリ被害が出ないかと不安を感じているという。
 
 故郷にいつ戻れるか分からない。仮設住宅で正月を迎えるのは5度目だ。国、県に避難者の生活をしっかり支援してほしいと願っている。

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