東日本大震災

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「なみえっ子カルタ」完成 浪江、津島小児童、町長に贈る

かるた取りを楽しむ児童

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で二本松市に仮校舎を置く浪江町の浪江小と津島小の子どもたちは町の伝統文化や自然を題材にした「なみえっ子カルタ」を作った。両校の全児童15人が21日、町役場二本松事務所を訪れ、馬場有町長に贈呈した。

 かるたは「ふるさとなみえ科」の授業で古里学習のまとめとして作製した。平成24年度から毎年取り組んでいるが、今回はこれまでのものを五十音順に作り直し、初めて印刷した。
 「安波祭心が集まるたるみこし」「くじ引きで毎年当てた十日市」「三匹獅子津島にひびく太鼓の音」など古里を思い、読み札を考えた。絵札は絵本作家の飯野和好さんの指導を受けて分担して描いた。浪江小6年の三瓶薫君は「浪江にいたのは1年生の時なのであまり思い出せなくなっていたが、かるた作りで十日市など町の伝統行事を思い出した」と話した。
 福島大の福島めばえ助成金を受け、300セット作った。100セットを町に贈り、200セットは卒業生らに送付した。
 町への贈呈式では、児童が「かるた作りを通じて浪江の豊かな自然、おいしい食べ物、伝統文化にあらためて気付いた。浪江の味、色、においが詰まったかるたで遊んでほしい」とあいさつし、馬場町長に手渡した。児童は一人一人、完成までの思い出を話し、馬場町長と一緒にかるた取りを楽しんだ。

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