東日本大震災

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ボクシング全日本社会人選手権V 遠藤選手(会津工高卒) 戦う姿後輩に示す 高校生指導

メダルと賞状を披露する遠藤選手

■「二足のわらじ」挑戦続く

 23日に東大阪市の近畿大で開かれたボクシング全日本社会人選手権大会でミドル級を制した遠藤広大選手(31)=八ッ橋設備、会津工高卒=は、ロンドン五輪で活躍した同級生と、指導する会津工高生への思いからカムバックを果たした。平成29年に会津若松市で開かれる全国高校総体(インターハイ)と2020年の東京五輪を視野に、指導者と選手の"二足のわらじ"で挑む。

 遠藤選手は14年の会津工高時代にインターハイと高知国体に出場。ライトウエルター級で二冠を達成し、平成国際大に進学した。20年に会津若松市に戻り、会津唯一のボクシングジム「ウェルネス会津ボクシングセンター」のヘッドコーチに就任。笠原昭同センター最高経営責任者=会津ボクシング協会名誉会長=らの意向で、会津工高ボクシング部に無料で施設を開放し、指導に努めてきた。
 カムバックを考え始めたのは3年前。ボクシングの競技人口を増やし、後輩を指導するためにも戦う姿を見せたいと思うようになった。会津工高の同級生・須佐勝明選手がロンドン五輪に出場したのも大きく心を動かした。
 当初は1回戦負けも多かったが「試合勘を取り戻せば必ず勝てる」と自分を信じて練習に励んできた。全日本社会人選手権大会は二連続TKO勝ちで決勝に進出。決勝は判定になったが3-0で優勝を決めた。
 遠藤選手は「努力の大切さを口だけでなく形で示したかった。後輩も気持ちを感じ取ってくれればうれしい。まず、選手として国体、指導者としてインターハイを目指し結果を残したい」と話した。笠原さんも「本来は全日本級の選手。会津や本県のボクシング人口増のためにも頑張ってほしい」と期待を寄せた。

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