東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

復興支えるケナフ収穫 南相馬の生産協 国分農場(大玉拠点)に納入

ケナフを収穫する国分社長=7日、南相馬市小高区

■混合プラスチック生成 「低コストで収入も」

 東京電力福島第一原発事故が農作物の生産に大きな影を落としている南相馬市で、新たな生産物として期待されるケナフの初めての収穫作業が行われている。

 大玉村に拠点を置く国分農場(国分俊作社長)の呼び掛けに応え、市内の生産者ら12団体・個人が昨年5月、ケナフ生産協議会を設立。市内の約28ヘクタールでケナフを生産して、同農場に納めることになった。
 収穫は先月から始まり、7日は同市小高区飯崎の元水田で行われた。国分社長らがトウモロコシ用の機械を使い、昨年5月の種まきから約2メートルまで生育したケナフを収穫した。
 収穫したケナフはいわき市の工場で加工し、プラスチックと混合してバイオプラスチックを生成する。通常のプラスチックよりも耐熱性や強度が優れており、乗用車のバンパーなどへの利用も期待される。
 協議会の高野光2代表は「風評で農産物の生産、販売が難しい中、さまざまな用途があるケナフの栽培量を増やしていきたい」としている。
 協議会と同農場は来年度、市内で約60ヘクタールの栽培を目指す。国分社長は「ケナフは栽培しやすく低コストで、10アール当たり約10万円の収入になる。復興を支える作物として、今後も地域に広めていく」と意気込んでいる。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧