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「極めて可能性低い」 内部被ばくによる健康被害 ときわ会いわき市民ら検査

 いわき市で常磐病院などを運営するときわ会グループの研究チームは、いわき市など東京電力福島第一原発の南側に住む県民に、原発事故による内部被ばくによって健康被害が起きる可能性は極めて低いとする調査結果をまとめた。
 原発事故の約1年後から、いわき市などの4歳以上の約9200人をホールボディーカウンター(WBC)で調査した。検出された体内の放射性セシウム量はいずれも、国が一般の年間被ばく限度とする1ミリシーベルトを下回った。
 体内から放射性物質を排出するのが難しい可能性が高いとされる透析患者111人も検査した。2人からWBCの検出限界値250ベクレルを超える放射性セシウムを検出したが、年間に換算した内部被ばく量は0・008~0・009ミリシーベルトだった。
 結果は昨年11月に米国の国際学術誌、12月に英国の医学系学術誌のウェブ誌に掲載された。
 研究には常磐病院長の新村浩明氏、南相馬市立総合病院非常勤医師の坪倉正治氏らが参加した。新村氏は「これまで福島第一原発北側の調査報告はあったが、いわき市では初めてとなる見込みで意義深い研究と言えるのではないか」と話した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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