東日本大震災アーカイブ

被災地の資料や映像「震災遺産」並ぶ 若松の県立博物館特集展始まる

震災当時のJR富岡駅改札口などを再現した「震災遺産を考える」展

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から5年の節目に合わせた特集展「震災遺産を考える-ガレキから我歴へ」は11日、会津若松市の県立博物館で開幕した。被災地から収集した資料や映像を紹介し、災害の記憶と教訓を考える。

 津波に襲われた後のJR富岡駅(富岡町)の改札口を再現したほか、水圧で曲がった橋の欄干や道路標識、浪江新聞販売センター(浪江町)に残された震災を報じる新聞など115点を展示している。
 1日だけ避難所に使われた浪江中体育館(同)などの映像空間を専用ゴーグルを通して立体的に体験する「3Dデジタル震災遺構アーカイブ体験」などが注目を集めている。
 博物館などが進める、ふくしま震災遺産保全プロジェクトの一環として企画された。会期は3月21日まで。今月18日午後1時半からトークセッション、3月19日午後1時からシンポジウムをそれぞれ館内で開き、赤坂憲雄館長や学芸員らが意見を交わす。
 観覧無料で午前9時半から午後5時まで。月曜日は定休。アーカイブ体験は午前10時半から正午までと午後1時半から同3時まで。
 問い合わせは博物館 電話0242(28)6000へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江中体育館などの立体画像が体験できる震災遺構3Dデジタルアーカイブ。専用ゴーグルに右下のような画像が映し出される