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粘りの走りで夢舞台へ リオ五輪出場目指す今井正人選手

東京マラソンを前にロード練習に励む今井選手=福岡県宗像市

 28日の東京マラソンが迫ってきた。南相馬市出身の今井正人選手(31)=原町高、順天堂大卒=は昨年の世界選手権を欠場した悔しさをばねに、8月のリオデジャネイロ五輪代表入りを決める覚悟で最後の調整に励んでいる。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で両親ら家族が避難してから間もなく5年。古里と応援してくれる周囲への思いを胸に、リオへのラストチャンスに挑む。

 今井選手は走り込みと大会を想定した実践的な練習に励んでいる。17日には、所属するトヨタ自動車九州陸上競技部の活動拠点となっている福岡県宗像市内でロード練習に取り組んだ。
 昨年2月の東京マラソンでは日本人最高の7位となり、8月の世界選手権出場枠を獲得した。1年前は練習で自分を追い込み、最高の状態を維持しながら臨んだが、今回は少しずつ体調を上げる方法に変えた。世界選手権直前の7月下旬、北海道合宿で髄膜炎を発症。激しい頭痛に見舞われて約1カ月間、練習から遠ざかっていた影響だ。「悔しさと、代表枠をつぶした申し訳なさを感じた」と当時を振り返る。
 欠場により、調整が間に合うリオ五輪選考会は今年2月の東京マラソンと3月6日のびわ湖毎日マラソンの二つとなった。気持ちを切り替え、焦らず、昨年9月から10月まではジョギングに徹した。マラソンの練習を始めたのは12月からだ。イメージ通りに体力が回復してきた。リオ行きを懸ける大会を東京マラソンと決めたのは元日の全日本実業団対抗駅伝だった。5区で区間2位と好走し復活の手応えをつかんだ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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