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「世界一の産業県」宣言 25社・団体たたえる 第1回ふくしま産業賞表彰式

力強く「挑戦 世界一の産業県ふくしま」を宣言する(前列右から)菅野社長、蛭田委員長、高橋雅行社長、内堀知事、渡辺会長、太田社長、高橋正行社長と受賞社・団体、共催・後援団体の各代表

 福島民報社の「第1回ふくしま経済・産業・ものづくり賞」(ふくしま産業賞)の表彰式は19日、福島市の民報ビルで行われた。二本松市の大七酒造に最高賞の知事賞を贈り、福島民報社賞など合わせて25社・団体の優れた事業や活動をたたえた。受賞した企業・団体は「挑戦 世界一の産業県ふくしま」を宣言し、福島の活力を高めようと誓い合った。

 表彰式の最後に行った宣言で、共催の県商工会議所連合会の渡辺博美会長が受賞社・団体とともに創造的な復興を果たして持続可能な県土をつくるため、あらゆる分野で世界一を目指し挑戦する県民の決意を示した。
 県内は地域の過疎や少子高齢化、都市部への人口の偏在化が進んでいる。多くの町村は働く場が限られ、若者らの人口流出が続いている。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故以降、問題は一層深刻化している。震災から5年がたつ今、受賞社・団体は力を合わせて「世界一の産業県ふくしま」を目指す。
 表彰では内堀雅雄知事が大七酒造の太田英晴社長に知事賞の表彰状と盾を手渡した。福島民報社の高橋雅行社長が郡山市の栄楽館ホテル華の湯の菅野豊社長に福島民報社賞、いわき市の磐城高箸(たかはし)の高橋正行社長に福島民報社奨励賞の表彰状と盾を贈った。続いて金賞3社、銀賞6社・団体、特別賞13社・団体を表彰した。
 太田社長は「栄誉を励みとし、熱い心を胸に刻んで活動を周囲に広め、福島の復興に一層努力したい」と語った。菅野社長は「同業者と一緒に旅館業を産業として、観光として確立していく」、高橋正行社長は「森に目を向けてほしい。国産材を生かした商品づくりを続ける」と決意を披露した。
 選考委員を務めた東京農大名誉教授の小泉武夫氏(小野町出身)、創成国際特許事務所長の佐藤辰彦氏(福島市出身)が記念講演し、受賞社・団体による交流会が開かれた。
 第1回ふくしま産業賞には製造業などのものづくりや6次化を含む農林水産業など幅広い分野から89社・団体の応募があった。福島大経済経営学類教授の西川和明氏を座長とする専門委員会で25社・団体を選び、旭化成元社長で同社常任相談役の蛭田史郎氏(いわき市出身)を委員長とする6人の選考委員会で最終審査を行い知事賞などを決めた。

 平成28年度に第2回を行う。今回の受賞社・団体を含む県内に本社か主たる事業所のある企業・団体が応募できる。

■「挑戦世界一の産業県ふくしま」宣言
 「ふくしま産業賞」は経営規模にかかわらず優れた企業活動、ものづくり、ひとづくりをたたえ、隅々まで活力ある福島県を築くための原動力です。世界一を目指す気概を持ち、挑戦を続けることで、創造的な復興を果たし、持続可能な県土をつくることを宣言します。

■受賞25社・団体
◆知事賞
 大七酒造(二本松)
◆福島民報社賞
 栄楽館ホテル華の湯(郡山)
◆福島民報社奨励賞
 磐城高箸(いわき)
◆金賞
 青木商店(郡山)コンド電機(浅川)アポロガス(福島)
◆銀賞
 河内屋商店(柳津)芳賀沼製作(南会津)佐久間建設工業(三島)かーちゃんの力・プロジェクト協議会(福島)住環境設計室(郡山)AC福島ユナイテッド(福島)
◆特別賞
 住友ゴム工業白河工場(白河)福島県CLT推進協議会(会津若松)こんの(福島)藤田建設工業(棚倉)福島路ビール(福島)エヌジェイアイ(郡山)ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会(二本松)野沢民芸品製作企業組合(西会津)会川鉄工(いわき)ふくしま大豆の会(福島)及川造船所(いわき)スター精機(相馬)JA伊達みらいあんぽ柿生産部会(伊達)

カテゴリー:福島第一原発事故

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