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【震災から5年】「観光」 アフターDC期待大 4月から55企画 夜間事業手厚く 宿泊客増目指す

 福島県とJR東日本によると、県内で昨年4月から6月まで繰り広げられた大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」期間中の観光客入り込み数は1332万1667人に上り、同期間の入り込み数では東日本大震災以降で最多となった。
 4月から6月までの観光客の入り込み数は震災と東京電力福島第一原発事故前の平成22年と比較すると、9割弱まで回復した。期間中の経済波及効果は約295億円と試算している。
 今年はふくしまDCの後継事業となる「アフターDC」が4月から6月まで繰り広げられる。「花」「食」「温泉」のテーマを引き継ぎ、昨年の1・5倍に当たる55の特別企画を展開する。26年のプレDC、昨年のDCに続き3年間の集大成として観光資源を売り込み、誘客につなげる。
 誘客の目玉となる特別企画は昨年より19件多く、新規企画は28件に上る。夜間の企画を数多くそろえて観光客の宿泊を促す。約50の酒蔵を巡るスタンプラリーを催すほか、60以上の旅館・ホテルが朝寝・夜酒・朝湯を楽しむ「小原庄助のんびりプラン」を提供する。
 
 ■「観光」 アフターDC 特別企画
 
 ■県北エリア
(1)〔新〕「フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展(福島市、4月6日~5月8日)
(2)花見山での花枝のプレゼント(福島市、4月上旬~下旬)
(3)飯坂温泉ほろ酔いウオーク2016(福島市、6月24・25日)
(4)土湯温泉菌活ウェルカムドリンク&スイーツ♪(福島市、4~6月)
(5)ランチでクーポン(福島市、4~6月)
(6)2016ふくしま県北山車フェスタ(福島市、6月4日)
(7)〔新〕大山忠作美術館二本松さくら展(二本松市、4月9日~5月8日)
(8)あだたらイルミネーション(二本松市、5月14日~6月5日)
(9)湯守と行く、源泉見学&空中散歩ツアー(二本松市、6月5・26日)
(10)伊達氏スタンプコレクション(伊達市、4~6月)
(11)〔新〕やながわ希望の森公園で遊ぶ(伊達市)
(12)〔新〕「政宗ダテニクル」試写会イベント(伊達市、4月24日)
(13)〔新〕なんちゃってだて巻(伊達市)
(14)〔新〕こおり桃源郷と菜の花(桑折町、4月中旬~下旬)
(15)〔新〕こおり桃源郷BBQフェス2016~春~(桑折町、4月17日)
 
 ■県中エリア
(16)おもてなし女子駅弁(県中エリア、4~6月)
(17)高柴デコ屋敷・デコ散歩(郡山市、4~6月)
(18)〔新〕郡山エキナカおもてなし事業(郡山市、4~6月)
(19)〔新〕食が満開!郡山美味しい街フェスティバル(郡山市、4月23日~6月25日)
(20)すかがわ花めぐりスタンプラリー(須賀川市、有料期間中)
(21)〔新〕あぶくま洞花物語(田村市、4~6月)
(22)〔新〕あぶくま洞団体用食事メニュー(田村市、4月~6月)
(23)〔新〕たむら八彩(やさい)カレー(田村市)
(24)〔新〕ジュピアランドひらた世界のあじさい園(平田村、6月)
(25)〔新〕いしかわ桜まつり(石川町、4月9~24日)
 
 ■県南エリア
(26)ゴルフタウンしらかわ(県南エリア、4~6月)
(27)ひがししらかわフラワー&ご当地キャラフェスタin矢祭山(県南エリア、5月7・8日)
(28)ご当地キャラこども夢フェスタinしらかわ(白河市、5月21・22日)
(29)〔新〕福島プロジェクションマッピング2016(白河市、4月15・16日)
(30)〔新〕南湖公園桜と音楽の祭典♪(白河市、4月23日)
 
 ■会津エリア
(31)酒どころ会津 地酒イベント(会津エリア)
(32)会津ころり三観音ご朱印めぐり(会津エリア、4~6月)
(33)会津十楽(会津若松市、4月中旬~5月上旬)
(34)阿弥陀寺 御三階特別公開(会津若松市、4~6月)
(35)会津若松駅物産市(会津若松市、4月2・3日、6月25・26日)
(36)蔵馬車の運行(喜多方市、4~5月の土日祝日のみ)
(37)きたかた喜楽里博(喜多方市、4~6月)
(38)地元短大生が案内する蔵の街ふれあい散歩(喜多方市、4~6月の土日)
(39)朝採りアスパラ体験(喜多方市、4~6月)
(40)〔新〕史跡慧日寺跡「月待ちの灯り」(磐梯町、6月3~5日)
(41)〔新〕野口英世記念館 初出展資料展示(猪苗代町、4~6月)
(42)〔新〕野口英世記念館おもてなしデイ(猪苗代町、4~6月の各月1回)
(43)〔新〕観音寺川の桜のライトアップ(猪苗代町、4月中旬~下旬)
(44)〔新〕地酒で乾杯!デジタルフォトコンテスト(南会津町、5~8月)
(45)〔新〕条例の日に乾杯!(南会津町、6月21日)
(46)檜枝岐歌舞伎化粧体験(檜枝岐村、5~6月)
(47)〔新〕山人まつりキャンペーン(檜枝岐村、4~6月)
(48)〔新〕只見雪むろまつり(只見町、6月19日)
(49)〔新〕戸赤のやまざくら祭り(下郷町、4月29・30日)
 
 ■いわきエリア
(52)〔新〕いわきサンシャイン博(いわき市、4月1日~来年3月31日)
(53)〔新〕国宝白水阿弥陀堂夜間特別拝観(いわき市、4月29日~5月5日)
(54)〔新〕農と食の体験ファーム(いわき市、5月オープン)
 
 ■相双エリア
(50)松川浦復興チャレンジグルメ(相馬市、4~6月)
(51)甲冑着付け体験(南相馬市、4~6月)
 
 ■県全域
(55)小原庄助のんびりプラン(4~6月)
 
 ■蒸気機関車、フルーティア、花回廊... 観光列車盛り上げ
 
 アフターDCに合わせ、JR東日本は県内各地でさまざまな観光列車を運行する。
 期間中の主な観光列車は【表】の通り。鉄道ファンに人気の蒸気機関車は磐越西線と只見線に登場する。磐越西線はおなじみの「SLばんえつ物語」で、会津若松-新潟駅間を名車C57が疾走する。只見線は「新緑号」と銘打ち、会津若松-会津川口駅間をC11が走る。
 阿武隈の山並みを駆け抜ける磐越東線新緑号は観光専用の「クルージングトレイン」を使う。県産果物を使ったタルトなどのスイーツを味わいながら列車の旅を満喫する「フルーティアふくしま」(磐越西線郡山-会津若松駅間)は、運行開始から一周年にちなみ4月23日、特別企画「カクテルバートレイン」を催す予定。
 この他、福島市の花見山を楽しむための「レトロふくしま花見山号」(東北線福島-仙台駅間)、県南地方の花々を満喫する「水郡線花回廊号」(水郡線磐城石川-水戸駅間)などがある。
 運行日、運行時間の問い合わせはJR東日本お問い合わせセンター 電話050(2016)1600へ。
 
 ■反響呼んだ旅行券
 
 県は、ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、県内の宿泊施設を最大で5千円引きで利用できる「福が満開、福のしま。」旅行券を昨年6月から発売した。
 旅行券は販売期間を三期に分け、全国のコンビニの情報端末で取り扱った。第一期の販売は6月1日から8月30日までの予定だったが、販売開始から22分で「完売」となった。ただ、実際には、端末で出力された受付票を基に30分以内に精算しなかったケースが相次ぎ、1万7893枚が未発券状態となっていた。このため、1万7893枚を第二期分の4万枚に上乗せして販売することを決めた。
 一方で、一人当たりの購入枚数に制限がなく、「早い者勝ち」となるコンビニ端末の販売には購入希望者から不満や疑問が噴出。大手インターネットオークションサイトに出品される「転売」も発覚した。このため、二期分は往復はがきによる抽選方式という「恨みっこなし」の販売方法に変更した。7月25日から受け付けを開始したところ、三期分も含め7万4676枚の当選数に対し、17万5125枚の応募があり、平均当選倍率は2・35倍だった。
 旅行券とともに、インターネットの大手宿泊予約サイトで発行する割引クーポンも販売した。
 反響を呼んだ県の旅行券事業だが、4月から始まるアフターDCに合わせての販売は今のところ予定していない。
 
 
 

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