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笑顔の花咲かせる フラガール47期生 鈴木晴奈さん いわき

昼と夜のショーに出演し続けている鈴木さん

■3カ月遅れの初舞台
 いわき市常磐藤原町のスパリゾートハワイアンズに今春入社した新人フラガール6人が12日夜、待望のデビューを果たした。震災の影響で休館したため例年より約3カ月遅れの初舞台。ステージを終え、「笑顔を皆さんに届けたい」と声を弾ませた。
 鈴木晴奈さんは「先輩と同じ舞台に立てたことがうれしい」と熱い思いを語った。
【平成23年10月13日付・社会面】

 昼と夜のショーに出演し続けている。多いときは1日4回、舞台を踏む。
 ハワイアンズは平成24年2月に全館での営業を再開した。うれしいことに来場者は年々増えている。先輩や同期とともにお客さんに笑顔になってもらおうと毎日、精いっぱいにステージを務めている。

■「勇気と笑顔を届けたい」

 デビュー後もレッスンに次ぐレッスン。先輩に追い付こうと必死だ。同期のうち2人は脱退してしまうなど思い悩む日もあった。それでもショーを見たお客さんは優しい声を掛けてくれた。
 「涙が出た」「勇気づけられた」「成長したね」...。激励と感謝の言葉にどれほど救われたか。だから自分たちは恩返しをしなければならないと思っている。
 フラやタヒチアンなど自分の描く理想の形には遠く及ばないけれど、震災で傷ついた人たちの心に光りを照らしたい。強い思いで舞台に立ち続けている。

■「夢に終わりはない」

 ハワイアンズのステージのほかに県外で開かれるイベントにも出演して福島の復興をアピールしている。どのステージも多くのお客さんが足を運んでくれて活気にあふれている。ハワイアンズのショーは年に1度リニューアルしている。以前よりも明るく前向きな楽曲が増えた。曲調からも復興に前向きに取り組んでいることを感じ取ってもらえたらなと思う。
 フラガールになって勇気と笑顔を届ける-。
 フラガールを目指すきっかけは映画「フラガール」。あまりの感動と感激にフラガールになると決めた。
 今、夢はかなった。でも、まだまだ完全ではない。これからも、もっともっと笑顔の花を咲かせるために踊り続けたい。

カテゴリー:「3.11」それぞれの5年

先輩フラガール(中央)を囲み笑顔で初舞台に臨む新人フラガール【平成23年10月13日付・社会面】

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