東日本大震災

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ふくしまは負けない/明日へ 芳賀天南さん(須賀川出身) JRA競馬学校入学 勇気と夢与えたい

満開の桜の下で入学を迎え、同期生と一緒に決意を新たにする芳賀天南さん(左)

 日本中央競馬会(JRA)競馬学校の騎手課程35期生の入学式が5日、千葉県白井市の同校で行われ、須賀川市出身の芳賀天南(かな)さん(15)が入学した。県内出身の女性が騎手課程に入学するのは初めて。藤田菜七子騎手(18)=美浦・根本=に続くJRA8人目の女性騎手を目指す。

■震災で自宅半壊...苦境乗り越え

 入学者は8人。JRAの町田勝弘副理事長が式辞を述べ、亀井慎1校長があいさつ。日本騎手クラブ副会長の蛯名正義騎手が記念品を贈り、「個性を大切に頑張ってください」と激励した。
 「両親や仲間に励ましてもらった。今度は福島の方たちに勇気や夢を与えられるような騎手を目指して3年間頑張りたい」。芳賀さんは力強く抱負を述べた。
 東日本大震災で須賀川市の自宅は半壊の被害を受けた。「福島には被害を受けた人がたくさんいる。自分が頑張る姿を見せたい。G●をたくさん勝って男性に負けないトップジョッキーになりたい」と力を込めた。同じ女性の藤田騎手は意識する先輩だが、目標とする騎手は二本松市出身の田辺裕信騎手(32)=美浦・フリー=を挙げた。「同じ福島の先輩でたくさん勝っている。田辺騎手を超えたい」と目を輝かせた。また「菜七子先輩とは3年後に一緒に騎乗できたらうれしい」と語った。
 式には母亜矢さん(38)が出席し晴れ姿を見守った。これまで二人三脚で歩んできた亜矢さんは「無事にこの日を迎えることができてうれしい。改めて頑張ってほしいし、陰ながら見守っていきたい」と感慨深げな表情を見せた。
 これまで騎手課程に入学した女性は12人で卒業して騎手になったのは7人の狭き門。順調なら3年後に卒業を迎え、騎手免許試験に合格すれば本県出身初の女性騎手となる。

※●はローマ数字1

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