東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

震災で損傷「杉の阿弥陀堂」の木造毘沙門天 修復完了お披露目 南相馬

修復が完了した鎌倉時代の木造毘沙門天像

 南相馬市鹿島区江垂の「杉の阿弥陀堂」の木造毘沙門天(びしゃもんてん)像の修復が完了し18日、地区内の江垂研修センターで関係者にお披露目された。23日から南相馬市博物館で開催される企画展「文化財にみる市制10年の歩み」で一般公開される。
 阿弥陀堂には市指定有形文化財の「杉の阿弥陀如来像」を含む4体の仏像が安置されていた。東日本大震災で阿弥陀如来像が大きく損傷した。他の仏像も傷みが激しかったことから、住友財団の補助を受け、平成25年度から修復が始まった。26年度までに3体が完了しており、今回が最後となった。
 木造毘沙門天像は鎌倉時代後期の作品とされ、寄せ木造りで像高は90センチ。東京都の専門店で部材の適正な位置への接合などが行われた。補助額は約200万円。
 お披露目には地区の区長ら約20人が集まった。市文化財係の川田強係長が経過を説明。修復した明古堂代表の明珍昭二さんが、仏像の意味や修復点について解説した。
 企画展は6月12日まで開催される。4体の仏像全てが展示されるほか、文化財が復興に果たす役割という視点で、震災と原発事故を経験した上での、文化財保護の歩みなどが紹介される。開館時間は午前9時から午後4時45分まで。観覧料は一般300円。24日には学芸員による展示解説会(午前11時、午後1時30分)が開かれる。問い合わせは、市博物館 電話0244(23)6421へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

修復した明珍さん(右)の説明を聞く区長ら

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧