東日本大震災

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福島の「渡利水辺の楽校」 除染終え憩いの場復活 河川敷にこいのぼり

水辺の楽校に掲げたこいのぼりの下で遊ぶ渡利小児童

 福島市渡利の阿武隈川ほとりにある「渡利水辺の楽校(がっこう)」は東京電力福島第一原発事故に伴う除染が終わり、2日に再オープンした。地域住民は放射性物質による健康影響を懸念し、楽校の利用を控えていた。関係者は「自然と触れ合う憩いの場が復活した」と喜んだ。
 再オープンしたのは約10ヘクタールの広さのうち、7割超に当たる7・4ヘクタール。河川を管理している国土交通省が堤防や河川敷の表土を削り、芝生を張り替えた。残る2・6ヘクタールについては今後、除染する。
 福島市の渡利小児童が阿武隈川について学習したり、住民がサケの稚魚を放流したりする活動で楽校を訪れる。
 同省と地元の住民でつくる水辺の会わたり、福島市は現地で式典を催した。住民や渡利小児童合わせて約100人が出席した。同校5年の星野碧波(あおば)君(10)と遠藤里桜(りお)さん(11)が環境保護の大切さを訴える作文を発表した。
 5日のこどもの日を前にこいのぼり30匹を河川敷に掲げた。児童はこいのぼりが風を受けて泳ぐと、歓声を上げていた。15日まで設置している。
 楽校は平成8年に整備された。児童が課外授業に活用していた。敷地内には遊歩道があり、親水公園として利用されていた。

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