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6年ぶり「浦安の舞」 川内の諏訪神社で春季例大祭

浦安の舞を奉納する琴音さん(右奥)と彩音さん(手前)ら

 川内村下川内の諏訪神社の春季例大祭は3日、同神社で行われた。東京電力福島第一原発事故により途絶えていた「浦安の舞」が6年ぶりに復活し、奉納された。

 舞い手を務めたのは今春、新潟県柏崎市から村内に移り住んだ横田琴音(ことね)さん(12)=川内中1年=、彩音(あやね)さん(10)=川内小5年=姉妹と、柏崎市の友人の永井楓奈(ふうな)さん(11)=剣野小6年=、吉原愛菜(あいな)さん(10)=同5年=の4人。
 みこ装束を身に着けた4人は厳かな音楽に合わせて、扇や鈴を手に優雅な舞を繰り広げた。息の合った4人の舞を見守った氏子や地域住民は舞い終わると大きな拍手を送っていた。琴音さんは「緊張したけど楽しく舞えた」と話し、彩音さんは「練習より上手にできた」と満足そうだった。
 琴音さんと彩音さんは父の故郷の大熊町で生まれ育ったが、原発事故により東京に避難した後、柏崎市に移った。同市の三島神社の近藤清宮司(72)の指導で永井さん、吉原さんと共に浦安の舞を学び、祭礼や郷土芸能の発表会で披露してきた。
 姉妹が母の古里・川内村へ転居したことを知った近藤宮司が、諏訪神社の久保田裕樹宮司(55)に2人を紹介。永井さんと吉原さんも参加して、諏訪神社の春季例大祭で浦安の舞を6年ぶりに奉納することが実現した。
 久保田宮司は「復活した浦安の舞を今後も大切に継承していきたい」と話していた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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