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学校数、回復の兆し 南会津地方の教育旅行

教育旅行で訪れた観音沼を散策する広瀬中の生徒

 農村生活を体験する教育旅行で南会津地方を訪れる学校数が回復しつつある。東京電力福島第一原発事故直後はゼロとなったが今年は7校が予定する。1校目として仙台市の広瀬中が12日まで訪れている。
 広瀬中は2年生410人が3日間、南会津、只見両町の農家に民泊。下郷町の観音沼などで環境学習に取り組んでいる。生徒は「山が間近に迫って景色がきれい」と豊かな自然を満喫した。
 南会津地方で受け入れてきた農村体験教育旅行は原発事故前、年間20校以上あった。事故の起こった平成23年はゼロになり、風評被害でその後も低迷したが、26年に5校、27年は7校と増加。28年は既に確定した7校のほか問い合わせが寄せられている。1校当たり2、300人の大規模な訪問が多く、人数は原発事故前の8割近くに戻った。
 教育旅行の回復に向け、県と南会津地方4町村などがつくる南会津着地型観光推進協議会は一定条件で宿泊費を1人当たり5000円助成している。バス代なども支援する施策を打ち出した。来訪を呼び掛けるキャラバン隊を組織し、風評払拭(ふっしょく)に努めてきた。
 今年は大阪府の高校も訪れる予定で、徐々に成果は上がっている。受け入れを担うみなみやま観光(南会津町)の担当者は「地域の魅力を一層発信したい」と話している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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