農業復興へ大豆種まき 小高の飯崎地区

東京電力福島第一原発事故で避難区域になっている南相馬市小高区で、大豆の本格栽培の種まきがピークを迎えている。25日も、同区飯崎地区で地元農業者が農業復興に向けて汗を流した。
飯崎生産組合の水谷隆組合長(54)は「これから何年かで基礎づくりをし、農地を次の世代に引き継ぎたい」と語った。
栽培面積は約8・5ヘクタールで、放射性物質のモニタリング検査で問題がなければJAを通じて出荷する。平成26、27両年の実証栽培ではいずれも食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)未満だったという。
同区ではほかに蛯沢、浦尻両地区でも大豆の本格栽培を行っている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)