東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

双葉、町有地提供方針 町民意見踏まえ最終判断 中間貯蔵施設

 東京電力福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の整備を巡り、双葉町の伊沢史朗町長は26日、町議会全員協議会で自民党からの要請に応じ建設予定地内の町有地を国に提供する方針を示した。一方、議会側からは「町民の声を聞き対応を決めるべき」との声が上がり、伊沢町長はアンケートなどの結果を踏まえて最終判断する考えを明らかにした。
 全員協議会は非公開で行われた。関係者によると、伊沢町長は「町としては人道的観点や教育的観点、子どもの健康を守るため(要請を)受け入れるべきだ」と表明した。
 これに対し、町議の大半が県内の学校に保管されている除染廃棄物の受け入れに理解を示したが、「町有地の提供については住民の理解が大切」とする意見が出た。「双葉町内の中間貯蔵施設予定地内にある試験輸送用の除染廃棄物搬入スペースに、学校の除染廃棄物を受け入れてはどうか」といった声も上がった。
 終了後、伊沢町長は記者団に、自民党の要請について「あくまでも一時保管場としての提供を求められたと考えている」と強調。その上で、アンケートや説明会などを通じて住民の意見を聞く考えを示した。佐々木清一議長は「町有地を提供することは施設予定地の地権者の判断に影響する。地権者を惑わせないためにも意見を聞くことが必要」と述べた。
 自民党東日本大震災復興加速化本部の額賀福志郎本部長と県連の吉田栄光幹事長は23日、福島市で伊沢町長、渡辺利綱大熊町長と懇談し、学校からの除染廃棄物の搬出を急ぐため建設予定地内の町有地を国に提供するよう要請した。環境省によると、建設予定地内にある公有地は約330ヘクタール。このうち、双葉町の町有地は70ヘクタールとなっている。

■自民からの要請31日全協で説明 大熊町長
 渡辺大熊町長は31日に開かれる町議会全員協議会で、自民党からの要請について説明する予定。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧