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被災地の現状発信 福島など3県知事が語る 東京で復興フォーラム

被災地の現状などを伝える(右から)内堀、村井、達増の各知事

 復興庁主催の復興フォーラムは6日、東京都千代田区のイイノホール&カンファレンスセンターで開かれ、福島、岩手、宮城3県知事らが被災地の現状や課題を伝えた。

 内堀雅雄知事は県内の状況を「光と影が交じり合っている」と紹介。「単に避難区域を解消すればよいという話ではない。もともと住んでいた人が安心して、当たり前の暮らしを取り戻せるかが大事だ」と指摘した。将来に向かっては「福島のプライドを取り戻し、再生可能エネルギーやロボット産業など新しい誇りを全国、世界に発信していく」と決意を述べた。
 達増拓也岩手県知事は「ふるさとを消滅させないという強い思いで復興に取り組んでいる」と強調した。村井嘉浩宮城県知事は「東北のものを買ってもらうと復興支援になる」と述べ、引き続き全国からの後押しが必要だと訴えた。
 「福島情報発信」をテーマにした分科会では、いわき市出身の社会学者開沼博さんをコーディネーターに、福島高専の芥川一則副校長、小高ワーカーズベースの和田智行社長、南会津高原ファームの須藤愛美社長、立命館大4年の西崎芽衣さんの4人がパネル討論した。
 今春まで楢葉町に移住し支援活動を続けてきた西崎さんは「関西では震災報道を見ない。被災地で感じたことを伝え、周囲を巻き込むことが大事」と語った。

■県産品試食や懇談 「東北復興を力強く支援」 首相
 安倍晋三首相は復興フォーラム会場を訪れ、本県など東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で被災した地域の企業の展示を視察し関係者を激励した。
 会津坂下町の会津中央乳業が製造した牛乳やヨーグルトを味わい、いわき市の磐城高箸の箸を使って加工食品を試食した。県内に工場がある菊池製作所(本社・東京)が手掛けている着用型筋力補助装置「マッスルスーツ」の機能を体感した。
 二本松市のきぼうのたねカンパニーの菅野瑞穂さんら女性起業家4人と意見交換し、「女性の起業は大切だ。成功しやすい社会にしたい」と決意を示した。いわき市の会川鉄工などのブースも巡った。
 視察には内堀知事らが同行した。終了後、安倍首相は報道陣に対し「新しい東北をつくっていけるとの気持ちを持った。東北復興を力強く支援したい」と語った。

カテゴリー:福島第一原発事故

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