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JAEA「影響調べ対策を」 森林沈着セシウムとどまる傾向 福島でシンポ

放射性セシウムの環境中での動きについて解説する飯島氏

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は東京電力福島第一原発事故後に県内の森林に沈着した放射性セシウムについて、河川水系や森林地下深部に移る傾向が極めて少なく、表層部に長期間とどまる可能性が高いとする研究結果をまとめた。このため、生態系への影響を長期的に調査し、生活圏に土壌が流出しないよう対策を取るべきとした。
 調査の結果、森林から河川水系への放射性セシウム流入量は年間で総沈着量の0.1%程度にとどまっていた。一方、森林に沈着した放射性セシウムは約90%が地表から10センチ以内にあったという。
 JAEAの飯島和毅福島環境安全センター環境動態研究グループリーダーが8日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開かれた国際シンポジウムで示した。
 シンポジウムは環境放射能除染協会の主催で、国内外の研究者や環境省の担当者らが放射性廃棄物の処理技術や中間貯蔵施設の現状などを報告した。
 米国ワシントン州立大非常勤教授で国際原子力機関(IAEA)アドバイザーの大西康夫氏は災害や気象変動などを踏まえた上で放射性セシウムの環境中の動きを予測する「モデリング」の考え方を紹介した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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