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笑いを通して柔軟な思考力を 飯舘で笑育

自分が考えた「ボケ」を披露し、柳原さんのツッコミを受ける児童(右)

 大手芸能事務所の松竹芸能(本社・大阪市)は東京電力福島第一原発事故で全村避難している飯舘村の小中学生らを対象に、笑いを通して柔軟な思考力を身に付ける「笑育(わらいく)」活動を展開している。9日、川俣町に移転している草野・飯樋・臼石合同仮設小で出前授業を行った。
 「笑育」は松竹芸能が平成24年に始めた講師派遣事業。プロの漫才師から笑いの仕組みを学び、漫才づくりに必要な発想力、構成力などを養う。積極的で表現豊かな子どもを育てようと、村が松竹芸能に依頼した。
 9日は6年生33人が参加した。所属のお笑いコンビ「アメリカザリガニ」の柳原哲也さんと平井善之さんが漫才で軽妙な掛け合いを披露した。児童は「好きな弁当のおかずは」「苦手な運動会の種目は」などの問いに対する「ボケ」を考え、「ツッコミ」の柳原さんと一緒に一人ずつ漫才を実演した。草野小の庄司梨花さんは「同じ質問でも人によって答えが違うのが面白かった」と楽しんだ様子だった。
 大阪府教育委員も務める井上貴弘社長は「笑いを覚えると前に出る姿勢が身に付く。会話にユーモアがあれば友達付き合いも変わるはず」と効果を指摘した。
 松竹芸能は24日に飯舘中1年生、29日に同2年生、12月4日に保護者を対象に行う。お笑いコンビ「なすなかにし」が講師を務める。

カテゴリー:福島第一原発事故

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