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第一原発の冷却用配管を短縮 敷地への汚染水漏れ防ぐ

 東京電力は福島第一原発の溶融燃料(燃料デブリ)の冷却に使う汚染水が配管から敷地内に漏れ出す事態を防ぐため、延長距離を約3キロから約800メートルに短縮した。7日に日中の試験的な運用を開始し、今月下旬には24時間の本格稼働に移る予定。
 燃料デブリを冷却するため、1~3号機の原子炉にはそれぞれ毎時約4トンの水を注入している。従来は建屋地下からくみ上げた高濃度汚染水を4号機近くの集中廃棄物処理建屋に移し、セシウムなどを取り除いた上で200~300メートル離れた別の装置に移送して塩分を除去してきた。さらに、そこから約500メートル離れた貯蔵タンクを経由し、再び原子炉建屋に戻すという総延長約3キロのルートを使っていた。
 汚染水処理の過程で、全ての放射性物質を取り除くことはできない。配管が長いほど汚染水が途中で漏れるリスクが高まるため、東電は4号機に塩分除去装置を新設した。遠くの設備やタンクを経由しなくても水を循環できるようにし、配管の長さを約2200メートル短くした。
 東電は「汚染水の管理体制を強化していきたい」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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