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規制委が違反判定 第一、第二原発の鉄構点検不備

 東京電力福島第一原発5、6号機の送電線の引留鉄構(鉄塔)にひび割れが見つかり、福島第一、福島第二両原発で保全計画が策定されず、計画に基づく点検も行われていなかった問題で、原子力規制委員会は2日、第一原発の対応を実施計画違反、第二原発の対応を保安規定違反とそれぞれ判定した。
 規制委は8~9月の保安検査中に東電の報告を受け第一原発の鉄塔の約50カ所にひび割れを把握。5号機の運転を開始した昭和53年以来、一度も点検せず保安規定に定められた保全計画が未策定だったと確認した。
 第一原発の問題を受け、第二原発についても9月の保安検査で調べた結果、第一原発と同様に保全計画が未策定だったと判明した。第二原発の鉄塔は巡視や補修が行われており損傷もなかったが、規制委は「計画がない点では第一原発と同様」と判断した。
 規制委の田中俊一委員長(福島市出身)は東電について「組織の体制が不十分」と批判した。

■ガイド集で再発防止へ 東電、法令違反相次ぎ

 東京電力福島第一原発、福島第二原発の設備工事で設置計画や変更を国に届け出ない法令違反が相次いだ問題で、東電は再発防止に向け、工事に必要な届け出事項などをまとめたガイド集を新たに作成する。原子力・立地本部長の姉川尚史常務が2日、記者会見で明らかにした。
 届け出の不備が相次いだ背景には工事担当者の法令に関する認識不足があるとして、工事に必要な内容を文書で社内に改めて周知する。姉川常務は法令違反について「地元の方々にご心配を掛けた。反省している」と謝罪した。
 東電は10月19日付で富岡労基署に是正勧告された未提出の設置計画や変更計13件を作成し、2日、同署に提出した。

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