東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

腐食、シロアリ被害135棟 仮設住宅一斉点検

 県は24日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故後に県内に建設された仮設住宅の平成28年度一斉点検の結果を公表した。取り壊し予定の団地を除く全170団地の3458棟1万5326戸が対象で、建物が傾く原因になる木製基礎くいの腐食やシロアリ被害は8団地の135棟293戸で見つかった。

 点検は今年6月中旬から今月中旬にかけて行った。木製基礎くいやシロアリ被害は、いわき市の5団地、福島市の2団地、二本松市の1団地でそれぞれ確認された。
 内訳を見ると、シロアリ被害のみが6棟6戸、基礎くいの腐食のみが85棟154戸、シロアリ被害と基礎くいの腐食両方が44棟133戸だった。県は、くいを鋼製の部材で補強したり、シロアリ駆除の薬剤を基礎部分に散布したりする対応策を講じる。
 シロアリ被害、腐食を含めた不具合は木製スロープの腐食などが343棟、耐風ワイヤなどの固定不良が204棟、アンテナ、エアコンなどの機器の固定不良が152棟だった。
 県は順次修繕を実施し、来年1月末までに完了させる予定。

■災害公営住宅 完成率41%

 県内の仮設住宅は最長2年の居住を想定して建てられたが、震災と原発事故から5年8カ月が過ぎた今なお、7592戸に約1万4000人が生活している。
 県は仮設住宅の入居者に災害公営住宅への転居を進め、29年度末までに原発事故向けの災害公営住宅4890戸を整備する。期限まで1年余となったが9月末現在の完成数は1994戸で、完成率は41%にとどまる。住民の移転が進む中、居住者の孤立防止対策の強化が必要と指摘されている。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧