双葉郡復興へ ふるさと創造学サミット

東京電力福島第一原発事故で被災した双葉郡8町村の児童と生徒が古里の歴史や伝統文化、復興を学ぶ「ふるさと創造学」の成果発表会「ふるさと創造学サミット」は3日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれ、地域の魅力や復興へのアイデアなどを発表した。
県双葉郡教育復興ビジョン推進協議会の主催。「伝えあい、つながって、広がる ふるさとふたばの学び」をスローガンに双葉郡内の小中学校、高校の児童と生徒が参加した。
富岡一中の生徒は、震災と原発事故の発生に伴い再開できなくなった地域の伝統行事や祭りなどをいかに未来に継承していくかを課題に学習を進めた。関係者へのインタビューや体験活動などを通じて感じたことなどを披露し、「帰還したときに元と同じ場所で実施したい」などと思いを述べた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)