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ドローン関連産業集積 中間報告案 日常生活にロボ導入 浪江将来像

 浪江町と国が10年後の町の姿を描いた復興ビジョンの中間報告案がまとまった。小型無人機「ドローン」用滑走路が町内北棚塩地区に整備される環境を生かし、周辺に関連産業を集積する。ドローンや無人走行ロボットの日常生活への導入を柱にバスなど公共交通機関の自動走行化も進める。

 町復興ビジョンのイメージは【図】の通り。(1)安全・安心(2)エネルギー地産地消(3)新たなまちづくり(4)発信・交流-の4つを実現させる。
 買い物や医療・介護、防犯など生活環境の整備を進めるにあたって課題となる人材不足を最先端技術で補う。ドローンを食品や医薬品の配送、防犯パトロール、有害鳥獣の追い払い、農薬散布、放射線量調査などに応用し、生活の安全・安心を高める。最先端ロボット分野の人材を育成するため、小中学校でロボット関連の特別授業を行う。
 公共交通の再生に向けては、南相馬市など周辺市町村と連携し、電気や水素で走るバスなどを自動走行させ、帰還住民の移動手段を確保。被災地ツアーや教育旅行の誘致を視野に、国と県が整備する復興祈念公園と中心市街地を自動走行バスなどで結ぶ。
 政府による「福島新エネ社会構想」の実現に向けてエネルギーの地産地消も進める。町役場や道の駅、災害公営住宅に再生可能エネルギーや家庭用燃料電池を導入する。次世代送電網「スマートグリッド」で道の駅を中心に各施設をつなぎ、平成32年度までにスマートコミュニティーを構築する。
 町復興ビジョンは19日に二本松市で開く検討会議で示し、来年2月策定の町第2次復興計画に反映させる。

カテゴリー:福島第一原発事故

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