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地下水移送量が減少 第一原発海側、凍土壁の運用後

 東京電力福島第一原発護岸付近の井戸からくみ上げ、タービン建屋に移す地下水量(移送量)が減少傾向にある。12月1週目の1日平均移送量は73トンとなり、凍土遮水壁の海側部分の運用を開始した3月下旬以降、週単位で最も少なくなった。
 護岸付近の地下水ドレンと呼ばれる井戸でくみ上げた地下水のうち、トリチウム濃度が高い地下水はタービン建屋に移した上で放射性物質を除去して屋外のタンク内で保管するなどしている。残りは建屋周辺の井戸(サブドレン)でくみ上げた水と一緒に浄化し、海洋に放出している。
 東電によると、昨年11月に地下水ドレンからくみ上げを開始しした直後の移送量は1日150~250トン程度で推移していたが、今年10月以降は1日100トン未満という。
 第一原発の汚染水対策は【図】の通りで、凍土遮水壁で護岸付近に地下水が流れ込むのを抑えている。東電は降水量の低下に加え、遮水壁の運用で護岸付近でくみ上げる地下水の量が減ったことが移送量の減少につながったと分析している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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