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第一原発3号機使用済み燃料取り出し 30年度半ばに再延期

 政府と東京電力は26日、福島第一原発3号機使用済み燃料プールからの燃料取り出しの開始時期が平成30年度半ばにずれ込むと発表した。プールのある原子炉建屋上部の放射線量が除染後も想定通りに下がらないことなどが原因。これまで29年度中の作業開始を目標としていた。

 3号機使用済み燃料プールからの燃料取り出しは、27年6月に改定した廃炉の工程表(中長期ロードマップ)でも当初の27年度上半期から延期されており、さらに遅れることとなった。
 東電は取り出し時に放射性物質の飛散などを防ぐ屋根カバーの設置作業を17日に開始した。終了までには2年近くかかる見通し。作業の進展次第ではさらに開始時期が遅れる可能性も出ている。
 3号機の原子炉建屋は水素爆発で激しく損傷し、プールに燃料566体が残されている。
 福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は記者会見で「線量が下がらず、追加除染や遮蔽(しゃへい)材の設置を行ってきたが、完了時期はロードマップより後ろ倒しになる」と説明。工程は精査中とした上で、燃料の取り出し開始は平成30年度半ばになるとの見通しを示した。32年度中の取り出し開始を目指すとしている1、2号機については変更していない。

カテゴリー:福島第一原発事故

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