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競り3月再開 相双漁協、4月から全魚種

 相馬双葉漁協は今春から、試験操業で水揚げした魚介類の魚市場での競り入札を再開する。相馬市尾浜の同漁協本所市場に水揚げ・集約された魚介類が対象で、3月に始まるコウナゴで先行実施し、4月から全ての魚種に拡大する。
 16日に相馬市で開いた理事会で決めた。東日本大震災、東京電力福島第一原発事故以前は各港の市場で相馬原釜魚市場買受人協同組合登録の仲買人が競り入札で買い受け、取引先に出荷していた。震災後は、風評による値崩れで仲買人の利益が減る可能性があり、組合が一括で購入していた。価格は漁協と組合が相対の取引で決めてきた。
 同漁協によると、仲買人は震災前の半数の約90社に減少した。取引される魚介類は大手の仲買人に集まる傾向があり、地元の魚店などを含む事業規模の小さい仲買人に回りにくくなっているという。このため、同一の条件で競り入札に参加できるよう震災前の取引に戻す。競り入札により、市場に活気を戻す狙いもある。
 一方、鹿島、磯部の両漁港に水揚げされた魚介類は現行の取引を継続する。相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「市場を活性化し風評払拭(ふっしょく)につなげたい」と話している。

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