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富岡に憩いのカフェ 夜営業の飲食店第1号に

「カフェyを町民らの憩いの場に」と語る渡辺さん(左)

 いわき市平でスナックを経営していた渡辺愛子さん(52)は富岡町本岡の6号国道沿いに「カフェy」を開業した。ランチに加え、木曜日から土曜日の夜はアルコール類も販売している。富岡町内で夜も営業する飲食店の第1号で、町内で働く人や帰還した町民の新たな憩いの場となりそうだ。
 渡辺さんはそれまで約20年、繁華街・田町でスナック「I(アイ)」を営んでいた。4月に富岡町の一部地域の避難指示が解除されることを知り、「富岡で働く人や古里に戻った人の憩いの場になれば」とカフェを始めることを決意。知人の紹介で震災前にパブだった店を借り、現在、いわきの自宅から店に通っている。
 店はしゃれた洋風の建物で、カウンター席とテーブル席がある。国道沿いには営業中を知らせる、のぼり旗が立てられている。店は午前11時に始まり、月曜日から水曜日までは午後6時まで、木曜日から土曜日までは深夜午前0時まで、日曜日は午後3時まで営業している。
 ランチはいずれも1000円で、ミックスピザやオムライス、日替わり、唐揚げなど家庭料理が中心。コーヒーやウーロン茶、紅茶などの飲み物は500円。夜に販売するアルコール類は生ビールや瓶ビール、焼酎、ウイスキー、カクテルなどがあり、食べ物はピザやオムライス、日替わりおつまみとなっている。カラオケも完備している。
 6月末の開店から2カ月近くが過ぎ、徐々にお客さんも増えてきた。平日の午後、ドリンクを飲みながらホッと一息をつく町民もいるという。アルバイトやパートの従業員3人と切り盛りしている渡辺さんは「まだ地域の人にあまり知られていないが、憩いの場にしたい。静かな店内でゆっくりと時間を過ごしたい時などに気軽に訪れてほしい」と話している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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