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県内4市村選定 東京五輪・パラ復興ホストタウン

 鈴木俊一五輪相は17日の記者会見で東京五輪・パラリンピック開催に合わせ、東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の被災地と支援した各国が交流する「復興ありがとうホストタウン」に本県から南相馬、本宮、北塩原、飯舘の4市村を選んだと発表した。支援を受けた各国・地域との交流事業を進めて感謝を伝えるとともに、復興への歩みを進める福島の現状を世界に発信して風評払拭(ふっしょく)を目指す。

 南相馬市はアフリカのジブチ、米国、韓国、台湾の4カ国・地域の関係者を招く。サーフィンや野球など、各国が力を入れているスポーツ競技を通じた交流事業を実施する予定だ。
 本宮市は英国と交流する。福島民報社が企画した復興大使を機に市内のプリンス・ウィリアムズ・パークの英国庭園とロンドンの福島庭園が「姉妹庭園協定」を結んでおり、これまで育んだ絆をさらに強める。市内の中学生らを英国に派遣し、福島の農産物の魅力などを伝えて風評払拭を図る。英国の子どもたちも市に招き、福島の現状に理解を深めてもらう。
 北塩原村は、被災者を励ますために村を訪れた台湾の舞踊団などを招待し、村民や当時避難していた被災者との親交を深める。
 飯舘村は村に激励メッセージなどを送ってくれたラオスと交流する。ラオスの子どもたちを村内の学校や行事に招待し、復興が進む村の状況を発信する。
 「復興ありがとうホストタウン」は、本県と岩手、宮城の被災3県の自治体が対象。国が復興を支援した国・地域との交流事業を後押しする。財政面とともに、各国への意向確認や交流の仲介などもサポートする。今回の決定は第1弾で、追加も検討する。
 鈴木五輪相は会見で「東京大会を契機に、復興の進んだ姿を国際社会へ発信したい」と強調した。
 本県以外の復興ホストタウンと交流する国・地域は次の通り。
 ◇岩手▽大船渡市=米国▽花巻市=米国、オーストラリア▽陸前高田市=シンガポール▽野田村=台湾▽釜石市=オーストラリア
 ◇宮城▽仙台市=イタリア▽東松島市=デンマーク

■年内に担当部局 復興庁設置
 復興庁は東京五輪・パラリンピックを通じた震災復興の後押しに向け、年内にも担当部局を設ける。被災地からの要望を大会組織委員会や東京都に伝えるほか、県内などの食材の活用、復興状況を発信するイベントの開催などを担う。
 規模は検討中だが、複数の職員でつくるチームとなる見込み。吉野正芳復興相(衆院本県5区)は17日の閣議後の記者会見で「担当組織をつくり、復興五輪を成功させる」と述べた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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