東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

2021年度にも搬入完了 中間貯蔵、2020年度には8割に

 東京電力福島第一原発事故に伴う県内の除染で出た除染廃棄物の中間貯蔵施設への搬入が、早ければ2021年度で完了する可能性が出てきた。環境省が21日、福島民報社の取材に対し、見通しを示した。同省の計画では、2020年度までに全体の搬入量の約8割に相当する1250万立方メートルを運び入れる予定。用地取得が進んでいることから、残る分についても、その後の1年程度で処理を終えられるとみている。
 同省は21日、大熊、双葉両町の議会全員協議会で2016(平成28)年度から2020年度まで5カ年の輸送計画の改定版を示した。県内の除染で発生し、中間貯蔵施設に運び込む予定の除染廃棄物の量は推計1520万立方メートル。計画は用地取得の状況を踏まえ、2018年度に180万立方メートルを搬入し、2019年度に400万立方メートル、2020年度に600万立方メートルの搬入を目指すとした。
 2016年度から今年度末までに搬入する予定の70万立方メートルと、2020年度までに運び込む量を合わせると1250万立方メートルとなる。残りは270万立方メートル程度となる計算で、同省の担当者は「このペースでいけば、2021年度末には搬入が終了する」との見方を示している。
 ただ、一部の市町村では除染がまだ完了していない。さらに帰還困難区域で特定復興再生拠点の整備が今後本格化する見通しで、中間貯蔵施設に搬入される廃棄物の総量は今後も変動するとみられるなど流動的な面が残っている。

■用地契約済み44・9%

 環境省は中間貯蔵施設の用地交渉について20日現在、全地権者2360人のうち、1233人と契約した。
 契約済みの面積は予定の約44・9%に当たる約718ヘクタールとなった。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧