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古里の今心に刻む ふくしま復興大使地域活動最終日

原発事故後初めて浪江町内で開かれた十日市を楽しむ山田さん(右)と鈴木さん

 福島民報社が中高生を中心に委嘱している「ふくしま復興大使」の地域活動最終日は26日、富岡町や浪江町など双葉郡各地で繰り広げられ、復興状況を確かめた。
 富岡町の夜の森地区では、桜の名所「桜のトンネル」を訪問し、トンネルのほぼ半分が帰還困難区域となっている現状を見学した。会津若松市の会津大短期大学部1年山田郁美さん(19)=2015(平成27)年度復興大使=は「一日も早く避難区域が全て解除されてほしい」と願った。
 東京電力福島第一原発事故後初めて浪江町内で開かれた大露店市「十日市」で会津美里町の会津本郷焼窯元佐藤幹さん(70)=2013年度復興大使=は、旧知の大堀相馬焼の窯元らと再会を果たし、感無量の様子だった。
 東日本大震災発生時に浪江町の幾世橋小1年生だった、いわき市の小名浜一中2年高木七美さん(14)=2017年度復興大使=は7年ぶりに町内で開催された十日市に、「幼い頃を思い出し、懐かしかった」と笑顔を見せた。山田さんや郡山市の郡山女子大4年鈴木久絵さん(22)=2015年度復興大使=ら参加した復興大使は買い物を楽しんだ。
 楢葉町の天神岬スポーツ公園では、町の復興状況や洋上風力発電の説明を聞いた。2019年4月の全面再開に向けてドーム建設が進むJヴィレッジ(楢葉・広野町)も見た。
 地域活動は福島民報社が主催し、初めて企画された。2012年度から2017年度までの復興大使約30人が参加した。
   ◇  ◇
 復興大使は富岡町の富岡ホテルで、福島民報社の早川正也浜通り創生局長から避難区域の現状と課題について話を聞いた。
 矢祭町の農業青砥安彦さん(59)=2014年度復興大使=は「福島に生まれ育ち、古里のために働きたいと思う人材の育成が重要だと改めて感じた」と語った。

カテゴリー:福島第一原発事故

天神岬スポーツ公園で復興状況などについて説明を受ける復興大使

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