東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

県産米現状 講義で発信 県米穀肥料協組青年部が初の試み

コメの検査を体験する大学生ら

 県米穀肥料協同組合青年部は14日、東京都の東京農大で県産米をテーマにした授業を初めて行った。東京電力福島第一原発事故に伴う風評が続く中、大学生は消費者として正しい情報を得ることの大切さを勉強した。
 県産米の魅力を発信し、消費を拡大する目的。会員制交流サイト(SNS)などによる情報発信力を持つ首都圏の大学生に授業することで風評払拭(ふっしょく)につなげる狙いもある。
 青年部長の猪俣優樹さん(41)=会津坂下町=ら部員14人が講師を務めた。今年度新設された同大の国際食農科学科の学生約110人が授業に聞き入った。
 青年部員は米の流通の仕方、放射性セシウム濃度を調べる全量全袋検査の概要、原発事故以降の県の取り組みなどを説明した。全量全袋検査については実施を初めて知った学生もいた。
 続いて大学生が穀刺しとよばれる道具を使って米袋から玄米を抜き取る検査を体験した。
 猪俣部長は「これまでの取り組みや実情を学生に伝えることができた。来年以降も福島と学生両方のために大学に協力していきたい」と語った。
 同大の上岡美保教授(43)は「福島県民が多大な努力をしていると改めて感じた。将来、食料や農業に関わろうという学生にとって非常に重要な授業となった。来年度以降も福島の取り組みなどを学ぶ機会をつくっていきたい」と意義を強調した。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧