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小高の特養 来春再開 原発事故後初めて

来年4月に再開する「梅の香」

 東京電力福島第一原発事故後に休止していた南相馬市小高区の特別養護老人ホーム「梅の香」は来年4月1日、現地で約7年ぶりに再開する。昨年7月に避難指示の大部分が解除された小高区で特養の開所は初めて。運営する南相馬福祉会が22日、市内原町区で理事会を開き、再スタートを決めた。
 東日本大震災前の入所者定数は長期利用50床、ショートステイ10床の計60床。介護職員ら46人が勤務していた。原発事故による避難で介護人材が不足し再開できずにいたが、継続的な人員募集により最低限の規模で開所できるめどが立った。再開後は16人のスタッフで、まず20床で運営する。スタッフが増え次第、順次受け入れを拡大する。
 今後は市に開所の認可を申請し、来年2月1日から原町区の特養「福寿園」を窓口に新規利用者の受け付けを始める。
 市によると、小高区では11月30日現在、居住する2345人のうち、65歳以上の高齢者は1187人と50・6%を占める。震災前7カ所あった介護福祉関連事業所は現在、3カ所が開所するのみだ。
 市内全体で特養に入所できずにいる「待機高齢者」は約200人を超えるとされ、青森県など遠方の有料老人ホームを使わざるを得ない人もいる。小高区唯一の特養「梅の香」再開を求める声は大きかった。
 南相馬福祉会の大内敏文常務理事は「梅の香は小高区の介護の象徴だった。早く元の姿に戻し、南相馬や浪江の復興に貢献したい」と意気込んでいる。
 問い合わせは福寿園 電話0244(25)2811へ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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