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小高で奇跡の時間 書店、小劇場開設へプレイベント

トークを繰り広げる(右から)柳さん、海藤さん、片桐さん、中村さん

 南相馬市小高区の芥川賞作家柳美里さんによる書店と小劇場開設に向けたプレイベント「cascade(カスケード) 破水」は24日、柳さんの自宅倉庫で催された。柳さんと、サプライズで登場した芥川賞作家中村文則さん(福島大卒)らがトークを行い、多彩な出演者による朗読、ピアノ演奏、舞踏なども繰り広げた。
 東京電力福島第一原発事故で警戒区域となった小高に「世界で一番美しい場所」を創出するのを理念として催した。福島民報社などの協賛。約150人が訪れた。
 トークは柳さん、中村さんの他、照明家海藤春樹さん、東日本大震災後に南相馬に長期滞在して創作生け花に取り組んだ華道家片桐功敦(あつのぶ)さんが展開した。
 柳さんは来年4月に自宅に開店を目指す書店「フルハウス」、来秋に倉庫に開設する予定の小劇場「LaMaMa ODAKA(ラママ・オダカ)」について「この場所でドラマが始まる奇跡の時間を(今日のイベントで)皆さんと共有した上で、劇場が生まれるようにしたかった。来てくれる方に『私の劇場』『私の本屋』と思ってもらえる空間にしたい」と語った。
 他に、柳さんの小説「ねこのおうち」をフリーアナウンサーの渡辺真理さん、NHKアナウンサーの吾妻謙さんが朗読した。ピアノユニット「piaNA(ピアーナ)」の2人の連弾に合わせ、舞踏家伊藤キムさんが静と動の世界観を踊りで表現した。
 片桐さんが浪江町のナンテンやサザンカなどを使い、創作した生け花が会場を彩った。

カテゴリー:福島第一原発事故

舞踏と連弾で共演する伊藤さん(右)とpiaNAの2人

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