東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

復興の歩み確認 常磐線を乗り継ぐ相馬地方の旅

JR浪江駅で記念撮影する参加者

 福島民報の創刊125周年記念事業「ふるさと大好き 地域の魅力活用プロジェクト」を締めくくる「常磐線を乗り継ぐ相馬地方の旅」は4日行われた。参加者は東日本大震災・東京電力福島第一原発事故の発生から7年を迎えるのを前に、JR常磐線の浪江駅-新地駅間を電車で移動し、復興の歩みを目の当たりにした。
 県内外から約40人が参加した。福島市をバスで出発し、飯舘村の「いいたて村の道の駅までい館」を視察して浪江町に入った。津波で大きな被害を受けた請戸の町営大平山霊園の慰霊碑に黙とうをささげた。請戸小や請戸漁港、仮設商店街「まち・なみ・まるしぇ」を見学し、町役場で復興について学んだ。
 浪江駅から列車に乗り、南相馬市の原ノ町駅へ。市立中央図書館・市民情報交流センターで鈴木浩原ノ町駅長から常磐線復旧の様子を聞いた。駅構内にある「原ノ町駅陣屋」で野馬追の甲冑(かっちゅう)体験をした。
 続いて新地駅に向かい、津波で壊滅した旧駅から約300メートル内陸部に移った新駅を見学。新地町役場の展望フロアから駅周辺の整備状況を眺め、町の佐々木孝司教育長、加藤伸二都市計画課長から説明を受けた。バスで相馬市の松川浦などを見て回った。
 埼玉県越谷市の伊豆弘子さん(53)は娘みのりさん(19)と参加した。夫が仕事の関係で本県に滞在しており、今回の事業を知り応募した。2人とも本県を訪れたのは初めて。弘子さんは「復興に向けた力強さを感じた。自分の目で見て現状がよく分かった」と話した。みのりさんは「地域によって復興の進み具合に差があることを実感した」と感想を述べた。神奈川県からの参加もあった。
 出発に際して福島民報社の遠藤義範常務があいさつした。現地で関根英樹南相馬支社長が解説した。
 「ふるさと大好き 地域の魅力活用プロジェクト」は昨年6月から県内の14エリアで15事業を展開した。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧