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5、6年でタンク満杯 東電・増田氏 第一原発の汚染水処理計画に注目

 東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏最高責任者は福島民報社のインタビューに応じ、汚染水が現状のまま増え続けた場合、5、6年後に構内の貯蔵タンクが満杯になるとの見解を明らかにした。原子力規制委員会は東電に対し、放射性トリチウムを含む処理水の処分方法を年内に決めるよう求めており、いかなる新たな保管・処理計画を打ち出すか注目される。

 福島民報社はインタビューで、福島第一原発で発生するトリチウム処理水の保管容量と今後の見通しを尋ねた。増田氏は今後も構内でタンクを増設し、2020年までに計137万トン分を確保する計画だと説明した。ただ、構内の貯蔵量は100万トンを超えており、現在の一日当たりの汚染水発生量(渇水期)である150トンのペースで増えた場合、残り5~6年で許容量を超えると語った。
 その上で、「容量がいっぱいになるなら、その前に処理の仕方を決めなくてはならないと思う」と述べ、タンクのさらなる増設などの対応が必要との認識を示した。ただ、タンクを計137万トン以上に増やすには、既存の建物を撤去するなどして構内に新たなタンク置き場を確保する必要が生じる可能性もある。
 トリチウム処理水の処分方法についても尋ねたところ、「国の小委員会の議論がまだ継続している。議論を見ながら、国の主導の下で決めていく必要がある」と述べ、処分方法を絞り込んでいる国の結論を待ち判断する従来同様の見解を示した。
 原子力規制委員会の更田豊志委員長はトリチウム処理水を保管するタンクの原発構内での保管は数年で限界を迎えるとし、早急に処分方法を決めるよう東電に求めている。手法については、トリチウム処理水を希釈した上で海洋に放出するのが実現可能な唯一の手段だとしている。
 一方、県はトリチウム処理水の処分は方法により新たな風評を招く可能性もあるとし、東電に慎重な対応を求めている。
 増田氏は、福島第一廃炉推進カンパニーが発足した2014年4月に最高責任者に就任した。4月1日付で、東電ホールディングス(HD)の執行役副社長に昇任する。

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