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古里再生へ前進 相馬玉野-霊山間開通 相馬福島道路

相馬福島道路の開通区間を走る一般車両。奥上は名峰・霊山=10日午後3時25分ごろ、伊達市・月舘高架橋付近

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から11日で7年。国が復興支援道路として整備している東北中央自動車道「相馬福島道路」のうち、相馬市の相馬玉野インターチェンジ(IC)と伊達市の霊山IC間の17.0キロは10日、開通した。相馬、福島両市間の所要時間は約20分間短縮され、浜通りと中通りの距離が一層縮まる。産業振興や観光交流の拡大、救急搬送や物流の円滑化などにつながり、本県の復興を後押しすると期待される。

 開通式は午前10時から伊達市霊山町下小国の霊山IC付近で行われ、石井啓一国土交通相、内堀雅雄知事、須田博行伊達市長があいさつした。安倍晋三首相は祝辞で東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年度の全線開通を目指すと強調し、「世界中の人に道路を使ってもらい、復興した福島の姿を体感してもらいたい」と述べた。テープカットとくす玉開きに続き、開通パレードが行われた。午後3時に一般通行が始まると、各ICから車両が次々に本線に乗り込んだ。
 相双地方と県北地方を結ぶ現道の115号国道は急カーブと急勾配が続く難所で、今回の相馬玉野-霊山IC間の開通により交通の危険箇所はほぼ解消された。2017(平成29)年3月26日に開通した相馬山上-相馬玉野IC間の10.5キロと合わせると、全線45.7キロのうち約6割の27.5キロが通行できるようになった。
 相馬-相馬山上IC間の6.0キロは2019年度の開通予定。霊山IC-福島北ジャンクション(仮称)間の12.2キロは用地交渉や地盤改良工事などを進め2020年度の開通を目指している。
 石井国交相は開通式後、記者団の取材に応じ、開通の見通しが唯一立っていない福島保原線-国道4号IC間の2.8キロについて「用地買収と地盤改良工事を着実に進め、できるだけ早期に開通見通しを示したい」と述べた。
 相馬福島道路は全区間が通行無料となる。

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