内閣府などは14日、南相馬市原町区萱浜で整備が進む「福島ロボットテストフィールド」の予定地で大規模な災害対応ロボットの公開実証試験を実施した。
ロボット分野の研究者ら約600人が参加した。小型無人機「ドローン」や建物内の消火活動に当たる「空飛ぶ消火ホース型ロボット」、がれきやはしごを移動できる「車輪非搭載ヘビ型ロボット」など8種類のロボットを訓練形式で披露した。
内閣府事業「革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)」の取り組みの一つで、災害時に活動できる技術開発を目指す「タフ・ロボティクス・チャレンジ」の一環。
ImPACTの田所諭プログラム・マネジャー(58)は「世界に通用するロボットを南相馬市から生み出してほしい」と期待を寄せた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)