東日本大震災

「3.11大震災・検証」アーカイブ

いら立つ姿も 「被ばく線量がぱんぱん」 吉田所長 東電テレビ会議映像公開

 原発事故対応の最前線にいた吉田所長がいら立ち、本店に支援を求める姿も克明に映し出されていた。  14日午後1時ごろ。3号機の水素爆発から約2時間後、吉田所長は本店に訴え始めた。  「(1号機と3号機の)二つの爆発があってね、職員がですね、落ち込んで...[記事全文

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爆発、揺れる画面 東電テレビ会議映像公開

■3月12日 午後3時36分 【1号機爆発】  福島第一原発は東日本大震災の津波の影響で全電源を喪失。原子炉の冷却機能を失い、1号機原子炉建屋で12日午後3時36分、水素爆発が起きた。音声は残されていないが、同原発免震重要棟の緊急時対策本部内の慌ただ...[記事全文

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「極力真水を」「材料が腐る」 東電テレビ会議映像公開

■3月13日 午前6時45分 【原子炉冷却】  3号機原子炉を冷却するための海水注入の判断は、東電幹部にとって緊張の連続だったことがうかがえた。  13日午前6時45分、3号機への海水注入の準備を進めていた吉田所長に電話が入った。会話の音声は公開され...[記事全文

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「保安院が水素爆発と言った歩調を合わせた方がいい」 東電テレビ会議映像公開

■3月14日 午前11時1分 【3号機爆発】  14日午前11時1分、3号機は水素爆発する。直後の大混乱の中、東電は国の見解に追従する形で爆発に関する情報を発信していた形跡がある。  爆発発生から30分ほどして、報道文の内容に関する協議が幹部間で始ま...[記事全文

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「班目先生の方法でやって」 東電テレビ会議映像公開

■3月14日 午後4時12分 【2号機減圧】  1号機、3号機の水素爆発に続き、危機は2号機にも迫っていた。冷却機能喪失による原子炉の圧力上昇。映像には減圧の手法をめぐり、外部からの提案で事故対応の最前線が一時、混乱する場面が映し出されている。  東...[記事全文

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首相、激しい身ぶり 無音の映像、硬直する社員 東電テレビ会議映像公開

■ 3月15日 午前5時36分 【東電本店】  15日午前5時36分。東電が「全面撤退」するとの情報に、菅直人首相は東電本店に乗り込む。この場面の音声はないが、激しい身ぶりで何かを訴える菅首相の様子と硬直した現場の雰囲気から、当時の緊迫感が伝わってく...[記事全文

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最悪の原発事故 「全員退避」の発言 官邸と食い違い 謎残る 東電テレビ会議映像公開

■3月14日 午後7時20分 【危機的状況】  東電は原発事故直後、「全員撤退」を考えていたのか。政府、国会の両事故調の検証過程で議論となった「退避」をめぐるやり取りは、2号機が危機的状況に陥った14日午後7時20分すぎの映像に収録されている。  本...[記事全文

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【放射線対策(下)】農地除染 決め手なし 民間提案型も効果低く

県内各地で行われている農地の反転耕。放射性物質を完全に除去できず、農作物への吸収抑制対策が課題となる
 県や日本原子力研究開発機構(JAEA)の実証試験で、構造物の除染技術に一定の効果が見えた一方、農地除染は課題が山積している。放射性物質をなくすには表土除去が最も効果的だが、大量の廃棄物が生じる。住宅除染は一律の対応が難しいのが実情で、山林の除染技術...[記事全文

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【放射線対策(下)】道路除染 コストが課題 有効な技術は判明 国ガイドラインの対象外

 東京電力福島第一原発事故で拡散した放射性物質は建物や道路、森林、農地など広範囲に付着した。その除去作業は国内で前例がなく、十分なノウハウは蓄積されていない。県や日本原子力研究開発機構(JAEA)は実証試験を通し、土木分野や農作業で使われていた技術を...[記事全文

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【放射線対策(上)】広域除染不可欠 山林人海戦術頼み

実証事業の除染結果を聞く山木屋地区の住民=4月26日、川俣町
 国が計画的避難区域の飯舘村と川俣町山木屋地区で実施した除染モデル実証事業は、局地的には空間放射線量を低減することはできた。しかし、地域全域の線量をいかに下げるかは今後の課題だ。避難区域の再編・解除で役場機能が戻った川内村や広野町では、除染しても思う...[記事全文

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【放射線対策(上)】ホットスポット出現懸念 地表のセシウム移動 山周辺、川に流れ込む?

 東京電力福島第一原発事故から約1年2カ月がたち、県内の放射線量は低下傾向にある。放射性セシウムが減衰している一方で、雨や風で放射性物質が移動する「ウェザリング効果」が要因とみられる。山林の放射性物質が平地に集まり、局地的に線量が高い新たな「ホットス...[記事全文

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【原町の介護老人保健施設 ヨッシーランド 3】職員対応に限界 原発事故後、ガソリン切れ 再避難諦める

入り口付近には飲み物や花などの 供物が手向けられている=1月26日
■3月12日  ヨッシーランドに残った職員は早朝から、利用者の安否確認や家族への連絡に追われた。「家族が怒っています。すぐに来てください」。大町病院に詰めていた介護長の大井に職員から連絡が入った。9人の遺体が一晩、ブルーシートの上に横たえられたままだ...[記事全文

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【原町の介護老人保健施設 ヨッシーランド 2】救助 困難極める 泥、がれき一帯に 惨状に言葉失う

 東日本大震災の大津波は南相馬市原町区の介護老人保健施設「ヨッシーランド」を容赦なく襲った。職員は懸命に利用者の避難・救助に当たったが、想定外の事態に困難を極めた。東京電力福島第一原発事故で度重なる再避難を余儀なくされても、行政に頼る時間はなく、自力...[記事全文

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【原町の介護老人保健施設 ヨッシーランド 1】津波到来 想定なし 警報届かず犠牲に

36人が死亡、1人が行方不明になったヨッシーランドには津波の痕跡が今も残る
 南相馬市原町区の介護老人保健施設「ヨッシーランド」は東日本大震災で津波に襲われ、36人が死亡、1人が行方不明になった。市が作成したハザードマップは、施設にまで津波が押し寄せることを想定していなかった。その時、何が起き、職員はどう動いたのか。関係者の...[記事全文

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【備蓄済み全国自治体アンケート】83%不安 内部被ばく対策 苦慮

 原子力災害時に甲状腺がんを避けるための安定ヨウ素剤をめぐり、共同通信の全国アンケートに備蓄済みと答えた自治体の83%は、住民への配布に不安を持っていることが4日、分かった。理由は「配布方法が定まっていない」「国から適切に指示があるか分からない」など...[記事全文

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【ヨウ素剤配布】国指示前に避難拡大 いわき、三春 独自決断

三春町が40歳未満の町民に配布した安定ヨウ素剤
 東京電力福島第一原発事故による避難区域は原発から半径20キロ圏に拡大した。備蓄分だけでは足りず、県は新たに136万錠を確保した。しかし、国の服用指示が出たころには20キロ圏の住民はほとんど避難を終えていた。三春町といわき市も、国や県からの指示を待た...[記事全文

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【ヨウ素剤配布】備蓄生かされず 情報伝達が不十分 市町村は対応に混乱

 東京電力福島第一原発事故で、県が原発から10キロ圏の6町などに備蓄していた安定ヨウ素剤は、富岡町など一部の自治体を除き、ほとんど配布されなかった。マニュアルでは政府の服用指示を受けて配ることになっていたが、国からの指示は事故発生から5日後の昨年3月...[記事全文

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【双葉町の双葉厚生病院】ヘリ搬送全員無事 先発の車両「迷走」

双葉高グラウンドで繰り広げられた自衛隊ヘリによる患者の搬送作業=3月12日午後5時50分ごろ(双葉厚生病院提供)
■3月13日 【午前8時すぎ、自衛隊ヘリによる避難再開】  一夜明けた午前6時ごろ、自衛隊員が双葉高に残っていた職員にヘリによる避難再開を告げる。午前8時すぎから二本松市への搬送が始まり、看護部長の西山は昼ごろ、最後の患者と一緒に3機目に乗った。避難...[記事全文

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【双葉町の双葉厚生病院】突然の避難指示

車両による搬送を一時中止し、病院内に退避する患者や職員。警察官や自衛隊員も一緒にとどまった =3月12日午前9時30分ごろ(双葉厚生病院提供)
■3月12日 【未明、新潟県の災害医療支援チーム(DMAT)が病院に到着】 【午前2時20分、支援チームが重症者4人を救急車で福島医大へ搬送開始】  医師、看護師が重症患者らへの懸命の治療に当たっている中、新潟の医療支援チームが病院に到着。支援チーム...[記事全文

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【双葉町の双葉厚生病院】緊迫の中、新たな命 情報不足、懸命の脱出

 双葉町の双葉厚生病院は東京電力福島第一原発から4キロしか離れていない状況下、事故の情報が何も届かないまま、患者の緊急避難に当たった。避難用ヘリコプターの到着は日付をまたぎ、患者を乗せた一部の車両は「迷走」を続けた。震災直後の混乱の中、産婦人科病棟で...[記事全文

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【相双地域の医療再生】双葉郡救急拠点を"喪失" 他の機関代行困難 相双地域の医療再生

原発事故で常勤医師が減少した南相馬市立総合病院。相双地域では医療人材の確保が緊急課題となっている
 東京電力福島第一原発事故による避難区域の見直しが3月末に迫る中、双葉郡の中核病院の再生も大きな課題となっている。国は帰還困難区域以外の避難指示解除準備、居住制限の両区域の除染を平成25年度内に終了させる。救命の要となる病院を喪失したままでは、住民帰...[記事全文

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【激震通信指令室】110番通報やまず 地震、津波

県警ヘリが撮影した富岡漁港付近。津波で浸水した漁港周辺にさらに大きな津波が押し寄せる=3月11日午後(県警提供)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生時、県民の安全と安心の確保を使命とする県警は未曽有の災害にどう対応したのか。現場の出来事を証言で追った。 ■3月11日 【午後2時46分】  東日本大震災発生。県警ヘリコプター「あづま」は南相馬市上空で二月...[記事全文

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【極限状態 命救う】県警、必死の誘導 原発事故 

福島第一原発から半径10キロ圏内の浪江町請戸地区で行方不明者を捜索する県警察官=4月14日
■3月11日 【午後9時30分ごろ】  双葉署員が派遣された双葉町には「原発が危ない」との情報が入ってきていた  「圧力容器の圧力が高くなり通常の倍以上になっている」。署員は双葉町役場から情報を随時、署に伝えていた。 ■3月12日 【午前5時44分】...[記事全文

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濁流に突入、女性救う

いわき市平消防署 四倉分署 ■3月11日 【午後2時49分】  沿岸部に大津波警報発令  いわき市平消防署四倉分署長の黒沢正明(57)は大津波警報発令を受け、沿岸部の住民に避難を呼び掛け始めた。6号国道を北上中、津波の被害から逃れようと沖に向かう漁船...[記事全文

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【恐怖に耐え原発へ】「一体何が起きた」

3・11 富岡消防署に緊急連絡、いわき・久之浜地区で火災発生  3.15、16 第一原発4号機で火災  東日本大震災が発生した直後、沿岸部の消防署員はいくつもの現場を往復して人命救助に当たった。双葉郡内の消防署員は、爆発や放射線の恐怖と戦いながら東京...[記事全文

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【迫る津波 決死の救出】地震で道路寸断

3・11 午後2時46分 地震発生。南相馬市で震度6弱 午後3時35分 原町火発で火災 午後3時48分 「ヨッシーランド」で負傷者多数 南相馬消防署 ■3月11日 【午後2時46分】  巨大地震発生。南相馬市で震度6弱を観測 【午後2時49分】  大...[記事全文

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【悪夢の電源喪失】東電福島第一原発

事故が続く原発の状況についての記者会見は物々しい雰囲気に包まれた。左側が東電担当者=3月15日、東電本店
(肩書は当時、敬称略)  東京電力福島第一原発事故は平穏な県民生活を一変させた。その時、幹部や所員は原発内でどう動き、何を思ったのか。東電、政府の検証が続く中、複数の関係者が福島民報社に事故発生直後の模様を語った。事故が連鎖した数日間を証言で追った。...[記事全文

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【浪江町の津島避難】 線量情報なく町民孤立 国と県、予測伝えず 安全信じ...空白の4日間

浪江町津島地区を目指す避難者の車列=3月12日(浪江町提供)
 東日本大震災から11日で9カ月を迎える。震災と東京電力福島第一原発事故により、今も多くの県民が県内外で避難生活を送る。原発から北西に約25キロ離れた浪江町津島地区。事故後の3月12日から4日間にわたり、多くの町民が避難生活を送った。国は12日、津島...[記事全文

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【粘土層、一気に崩落】複合的な力 作用 白河 大規模地滑り

3月11日の東日本大震災で大規模な地滑りが発生し、民家が押しつぶされた白河市葉ノ木平地区(手前)=4月21日撮影
 白河市の葉ノ木平地区で13人が犠牲となった東日本大震災による大規模な地滑りの発生から9カ月を迎える。これまでに、粘土化した大量の土砂が民家をのみ込み、迅速な救出活動の妨げとなったことが判明。地層内の水圧が上昇し、山の斜面の大崩壊につながったメカニズ...[記事全文

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【「逃げろ」命守った判断】 学校の津波対応 「運が良かっただけ...」 間一髪、課題残す

津波で破損した久之浜第一幼稚園=4月10日
 東日本大震災で県内の沿岸部の学校が津波に襲われた。地震発生が金曜日の午後2時46分という時間帯で、学校に残っていた子どもたちも多かった。本県では津波による学校での犠牲者は1人もいなかったが、当時、未曽有の震災と津波に学校関係者はどう対応したのか、避...[記事全文

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【庁舎耐震化に遅れ】危機管理に甘さ 「正庁へ本部」断念

福島市の県自治会館に置かれている県災害対策本部。本来は県庁本庁舎に設置されるはずだった=4日午後3時40分ごろ
県 無線足りず情報収集難航  東日本大震災で、自治体の庁舎に設置するはずだった災害対策本部を別の場所に変更せざるを得ないケースが県内で相次いだ。庁舎の耐震化が遅れ、倒壊する恐れがあったためだ。災害発生時に情報を収集し、対策を指示する拠点としての機能を...[記事全文

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【防災林損壊】津波の威力抑制 「減災」効果示す

いわき市平藤間地区から南北に延びる海岸線沿いの防災林。津波の威力を抑える効果があったとされる=14日、かんぽの宿いわきの屋上から
 東日本大震災による大津波で、本県沿岸部の防災林に津波の威力を抑える「減災」効果があったことが分かってきた。一方で、多くの樹木が根こそぎ流されたケースもあり、民有林の損壊は約7割に上る。防災林はどのような役割を果たしたのか。津波に強い防災林をどう再生...[記事全文

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【いわき巨大余震】本震後も地鳴り、揺れ 住民情報生かせず

3人が犠牲になったいわき市田人町石住字貝屋の土砂崩れ現場。半年が過ぎてもがれきがそのままになっている=14日
 いわき市を襲った4月11日の震度6弱の直下型余震で、市内田人町石住で大規模な土砂崩れが発生し、4人の命を奪った。断層が現れた市内西部の山間地では、半年が経過した今なお細かな揺れや地鳴りが収まる気配がない。しかし、巨大余震の予兆は東日本大震災の3月1...[記事全文

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【大津波警報】避難指示届かず 拡声器海側向き

いわき市、体制見直しへ 海側(右側)を向く拡声器=いわき市沿岸部  3月11日の東日本大震災による大津波警報発令後、いわき市が防災無線で行った沿岸部への避難指示は拡声器が破損していたり、海側に向いていたりしたため住民に十分届いていなかったことが市や住...[記事全文

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【長沼 藤沼湖決壊】防災体制整わず マニュアルもなし

東日本大震災で決壊した藤沼湖(右上)。山際に沿って鉄砲水が流れた=8月28日
 東日本大震災で須賀川市長沼地区にあるかんがい用ダム「藤沼湖」が決壊して半年が過ぎた。約150万トンもの水が簀ノ子(すのこ)川沿岸に流れ込み、下流にある滝、北町両集落を襲った。7人の命を奪い、いまだ1人が行方不明だ。悲劇はなぜ起きたのか。防災体制はど...[記事全文

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