東日本大震災

「震災から5年」アーカイブ

【震災から5年8カ月】 沿岸部不明者一斉捜索

行方不明者の手掛かりを捜す警察官=浪江町請戸
 東日本大震災から5年8カ月となった11日、県警本部や各警察署、双葉広域消防本部などは県内沿岸部で震災による行方不明者の一斉捜索を行った。  このうち、原発事故で全町避難が続いている浪江町の請戸地区では、県警本部や双葉署などから約30人が捜索に当たっ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【震災から5年6カ月】産業再生 県産食品 信頼回復進む

 県産農産物を対象とした平成28年度の県の放射性物質検査で、7月末までに調べた4626点のうち野生の山菜2点を除く全てが食品衛生法の基準値を下回った。魚介類は27年度公表分から基準値超えはなく、県産食品の安全性に対する信頼回復が一歩ずつ進んでいる。浜...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年6カ月】「放射線影響考えにくい」 県民健康調査検討委が示す

 東京電力福島第一原発事故後、県と福島医大が実施している子どもの甲状腺検査は2巡目を終えるなど一つの節目を迎えた。甲状腺がんと確定した子どもは131人となったが、県民健康調査検討委員会は「現時点で放射線の影響は考えにくい」との見方を示している。一方、...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年6カ月】中間貯蔵施設・除染 中間貯蔵施設建設 用地契約全体の5%

 東京電力福島第一原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設は県と大熊、双葉両町が搬入受け入れを決めてから間もなく1年半となる。環境省は担当者職員を増やして地権者交渉に当たっているが、用地契約が完了したのは全面積の約5%にとどまる。施設整備に向け...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年6カ月】福島第一原発 廃炉 デブリ処理難関 圧力容器底にに残存か 2号機 今冬にもロボ炉内投入

 東京電力福島第一原発では3、40年かかるとされる廃炉に向け、最大の難関である溶融燃料(燃料デブリ)取り出しの調査が始まった。一方、汚染水対策の「凍土遮水壁」は運用開始から半年ほどが経過したが、十分な効果が表れていないとする指摘がでている。放射性物質...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年6カ月】避難者9万人を下回る 求められる心のケア

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難者数は8月現在、約88000人でピーク時を約77000人下回った。しかし、このうち16000人ほどが依然として福島県内の仮設住宅での暮らしを余儀なくされ、心のケアの充実が課題として浮上している。一方、...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年6カ月】避難区域面積2/3に 住民帰還取り組み進む

※東京電力福島第一原発事故による避難区域※ 放射線量に応じて(1)原則立ち入り禁止の「帰還困難区域」(年間被ばく線量50ミリシーベルト超)(2)日中の立ち入りが可能な「居住制限区域」(同50ミリシーベルト以下20ミリシーベルト超)(3)帰還に向けた環境整備を進める「避難指示解除準備区域」(同20ミリシーベルト以下)−の3つがある。
 東京電力福島第一原発事故から11日で5年半を迎える。原発周辺の12市町村に設定された避難区域は解除が相次ぎ、全体面積は約1150平方キロから3分の2の約725平方キロにまで縮小した。政府は残る町村の居住制限、避難指示解除準備の両区域を平成29年3月...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年4カ月】川俣町山木屋の避難指示解除 町、目標時期巡り混迷

川俣町山木屋地区の中心部。避難指示解除を巡りさまざまな意見が出ている
 東京電力福島第一原発事故に伴う川俣町山木屋地区の居住制限、避難指示解除準備両区域を巡り、町はいったん、8月末ごろとした解除目標を撤回した。山木屋地区自治会が要望した来年3月を念頭に新たな目標を定めるが、一部に早期解除を求める声もあり町は難しい決断を...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

「避難指示解除」 帰還へ環境回復急務

全ての業務を再開した葛尾村役場。職員が住民帰還に向けた準備を進めている
 ■政府「6月12日」提示... 家屋解体進まず 葛尾村■  東京電力福島第一原発事故に伴う「避難指示解除準備」「居住制限」両区域の今春の解除を目指してきた南相馬、川俣、葛尾の3市町村。政府は葛尾村の解除時期を「6月12日」と提示したが、住民が望む家...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

記者が歩く福島の今 相馬福島道路「復興の象徴」工事急ピッチ

急ピッチで工事が進む今田高架橋と作業を見守る工藤所長(左)
 県北地方と相馬地方を結ぶ全長約45キロの115号国道「相馬福島道路」の整備が着々と進む。相馬市側の起点となる常磐自動車道相馬インターチェンジ(IC)との接続部分付近では、今田高架橋が常磐道の上をまたぐ形で建設されている。  昨年6月、国内最大級のク...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

ドキュメント(2016年3月11日~4月9日)

■3月11日  ・東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から5年を迎え、県主催の追悼復興祈念式が福島市の県文化センターで行われた。高校生らの追悼詩や内堀雅雄知事のメッセージを通して、誇りある福島の創造と未来に向けて力強く歩む決意を共有した。 ■13日...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

東日本大震災5年-県追悼復興祈念式- 誇りある福島創造

追悼詩を朗読する杉さん(代表撮影)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から5年を迎えた11日、県主催の追悼復興祈念式は福島市の県文化センターで行われた。高校生らの追悼詩や内堀雅雄知事のメッセージを通して、誇りある福島の創造と未来に向けて力強く歩む決意を共有した。 ■高校生ら決意発...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

県民照らす希望の光、福島の姿世界に 福魂祭 郡山

 東日本大震災の犠牲者を追悼する音楽イベント「福魂祭(ふっこんさい)FUKUSHIMA SOUL」は11日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた。約30組の有名アーティストや県内の子どもたちが復興への思いを胸にステージを繰り広げた。  市内の経...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

郷土の情景再び いわき光のさくらまつり

富岡町夜の森の桜並木を再現した「いわき光のさくらまつり」で美しい歌声を披露する湯本一中の生徒
 いわき、浪江、南双葉の3青年会議所(JC)は11日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興を願い、いわき市平のJRいわき駅前に桜色の電球約14万4千個をともした。発生の日に合わせた点灯は初めてで、13日まで淡く美しい光が街中を彩っている。...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

思いキャンドルに 希望のあかり 県内4市町

復興に向けたメッセージが書かれたキャンドルの光に見入る市民=福島市
 県が主催するキャンドルナイト~希望のあかり~は11日、福島、郡山、白河、南会津の県内4市町で催され、東日本大震災の犠牲者への追悼と復興への思いを共有した。  このうち福島市の街なか広場では、歌手May J.(メイ・ジェイ)さんと市内の桜の聖母学院...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

歌とダンス元気発信 KIRA☆GIRLライブ 福島

ステージで元気いっぱいの歌と踊りを披露したKIRA☆GIRLのメンバー
 喜多方市のご当地アイドル「KIRA☆GIRL(キラガール)」のスペシャルライブは11日、福島市の街なか広場で開かれ、復興への思いを込めたステージで福島の元気をアピールした。  県が主催する「キャンドルナイト~希望のあかり~」福島会場イベントの一環。...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

よさこい、太鼓に願い乗せ 復興の誓い 南会津

福島の元気を願ってよさこいを披露する郷人のメンバー
 「3・11ふくしま復興の誓い2016in南会津」は11日、南会津町の御蔵入交流館で催され、子どもたちが「福島の各地に元気を届けたい」との思いを胸に、よさこい演舞や和太鼓演奏を披露した。  約800人が来場した。下郷町の郷人によるよさこい踊りや南会津...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

多彩な舞台、浪江ブース開設 震災復興音楽祭 白河

全体合唱で市民歌などを歌う参加者
 しらかわ音楽の祭典事業「震災復興音楽祭」は11日、白河市民会館で開かれた。  実行委員会と市、市教委の主催、県の共催。和太鼓や合唱など計34団体が多彩なステージを繰り広げた。芸能福島県人会長で民謡歌手の原田直之さん(浪江町出身)が出演し、「美しき我...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

産業創出へ人材育成 経済同友会が追悼シンポ 仙台

シンポジウムで福島の現状を語る浅倉氏(右)
 全国44の経済同友会は11日、東日本大震災の追悼シンポジウムを仙台市のウェスティンホテル仙台で開いた。震災と東京電力福島第一原発事故から5年を迎えた被災地の復興を見据え、人材育成や新産業創出について意見を交わした。  各地の同友会から約230人が...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

教訓忘れず前へ 故郷再生「一歩ずつ」 大熊町合同追悼式

政府主催の追悼式の中継映像で、県代表の佐久間さんの言葉に耳を傾ける参列者=大熊町
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から丸5年を迎えた11日、県内各地で追悼式などが行われた。  大熊町の合同追悼式は、いわき市好間町のライフケア好間会堂で営まれた。昨年まで町役場の中枢機能がある会津若松市が会場だったが、多くの町民がいわき地方...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

記念碑に復興誓う 避難指示解除の楢葉町 天神岬で追悼式

復興記念碑を除幕する参列者=楢葉町
 昨年9月に避難指示が解除された楢葉町は天神岬スポーツ公園で追悼式を行い、13人の冥福を祈った。  町職員や町議、遺族代表、一般の参列者ら約100人が参列した。午後2時46分に町防災無線の合図で、一分間の黙とうをささげた後、松本幸英町長が「先人が幾...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

「語り継ぐ」決意新た 相馬市で追悼式

献花して犠牲者の冥福を祈る参列者=相馬市
 相馬市の追悼式は市民会館で行われた。遺族ら約400人が出席し、政府主催の追悼式を放映して黙とうした。  立谷秀清市長が「相馬の復興と新生にまい進する。各地から頂いた支援を後世に語り継ぐことを誓う」と式辞を述べた。植村恵治市議会議長、斎藤勝利県議が...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

天国の妻に努力約束 富岡町で慰霊祭

遺族代表の言葉を述べる豊田さん=富岡町
 富岡町の慰霊祭は郡山市のあおき郡山斎苑で行われ、犠牲者の冥福を祈った。  遺族や町関係者ら約100人が出席した。全員で黙とうをささげた後、宮本皓一町長が「ふるさと富岡町の復興・再生のために町民と手を取り合って困難を乗り越えていくことをあらためて誓う...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

亡き祖母に思い伝える 浪江町追悼式

トルコギキョウを受け取り、献花に向かう門馬さん=浪江町
 浪江町の追悼式は二本松市のほうりん二本松斎場で行われ、参列者が古里の復興を霊前に誓った。  約150人が出席した。遺族を代表し門馬芹香さん(16)=原町高1年、南相馬市原町区在住=が追悼の言葉を述べた。東日本大震災当時、原町二小の5年生で、浪江町...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

「悲しみ忘れぬ」 新地町で追悼式

追悼式で献花する参加者=新地町
 新地町の追悼式は町農村環境改善センターで行われた。  遺族や町関係者ら約300人が参加した。黙とうをささげた後、加藤憲郎町長が「この悲しみは決して忘れない。一人一人の生活の復興、心の復興を目指し、町民みんなで助け合っていく」と式辞を述べた。  ...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

花を手向け鎮魂の祈り 南相馬市で追悼式

祭壇に白菊をささげ、犠牲者の冥福を祈る参列者=南相馬市
 南相馬市の追悼式は同市原町区の市民文化会館で行われ、参列者が祭壇に花を手向け、犠牲者に鎮魂の祈りをささげた。  遺族や市民約510人が参列した。桜井勝延市長が「遺族の方々の気持ちを思うと、今も深い悲しみが去来する」と式辞を述べた。平田武市議会議長...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

双葉町長と職員 古里に向かい黙とう

古里の方角を向いて黙とうする伊沢町長(中央)ら=双葉町
 双葉町の伊沢史朗町長と職員らは震災の発生時刻に合わせ、いわき市東田町の町いわき事務所で黙とうした。  職員や来庁者約60人が古里・双葉町の方角を向き、目を閉じた。伊沢町長は「必ず町が復興するよう頑張ろう」と述べた。  町の震災による死者は20人...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

河口付近で献花 広野町で追悼献花式

献花し冥福を祈る町関係者=広野町
 広野町の追悼献花式は、津波の被害を受けた町内の浅見川河口付近で行われた。  震災発生時刻に黙とうした。献花台を設け、遠藤智町長と黒田政徳町議会議長、町議、町民らが花を手向け、震災犠牲者の冥福を祈った。  町内では、津波で2人が亡くなり、1人が行...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

「生き残った務め」犠牲者の霊供養 白河

犠牲者の冥福を祈り、手を合わせる参列者=白河市
 大規模地滑りが発生し、13人が犠牲になった白河市葉ノ木平地区では慰霊祭が行われ、参列者は犠牲者の冥福を祈った。  地元自治会が呼び掛け、今年で4回目。1分間の黙とうの後、聯芳(れんぽう)寺住職の竹貫博隆さん(67)が「復興は進んでいるが震災は忘れら...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

「命を守れる男に」 天国の祖母、弟に誓う 南相馬出身自衛官の浜名亮さん

自衛官としての決意を新たにする浜名さん
 南相馬市鹿島区出身の自衛官浜名亮さん(22)は11日、訓練のため訪れた浪江町請戸地区で黙とうし、東日本大震災の津波に遭い亡くなった祖母ヨシさん=当時(77)=と弟東君=当時(13)=の冥福を祈った。「人の命を守ることのできる男になるよ」。天国に向か...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

ずっと伝え続ける 県、政府追悼式典

震災を風化させないと誓う菅野さん=県の祈念式(代表撮影)
 未曽有の複合災害の記憶を決して風化させない-。災禍から丸5年を迎え、遺族は11日に行われた東日本大震災の犠牲者を悼む県と政府の式典に特別な思いを抱いて臨んだ。いとしいあなたは、いつも私の心の中にいる。道は険しくとも、一緒に古里の明るい未来を切り開く...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】 迎える 節目の時―

卒業式を前に配られた卒業アルバムに寄せ書きをする大熊中の3年生。会津若松市の仮設校舎で過ごした思いや新たな生活に向けたエールの言葉が記されていた
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から11日で丸5年。思い出、希望、鎮魂...。節目の日を前に県内各地の表情をカメラで追った。 楢葉町で営まれた双葉地方広域消防本部の震災5周年追想式で、犠牲者を悼み黙とうをささげる消防職員。大地震と大津波、原...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】県内59市町村 住民の思い(下)

風評に負けない地域づくりに向けて意気込む鈴木さん
■会津若松市 信金職員 鈴木有紗さん(29) 経済活性化手助け  震災後の4年前に会津信用金庫七日町支店に着任した。昨年からは渉外担当になり、地元の商店街の人と話す機会が増えている。  原発事故の影響で福島県というだけで小さな頃から親しんできた会津の...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】県内59市町村 住民の思い(上)

いわき市 主婦 石川弘子さん(57) 愛用のカメラを手にする石川さん
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から5年の節目を前に、県内59市町村の住民はそれぞれの道のりや苦労を振り返る。古里、家族、仕事、将来...。悩みや不安は尽きないが、解決策を探り「新しい一歩を踏み出す時」との思いを強くしている。 ■老舗の味守り...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【復興を問う】 林業再生へ総合対策 安倍首相インタビュー

 安倍晋三首相は8日の福島民報社のインタビューで、森林除染について「国の対応が逃げ腰」との指摘に対し、里山再生モデル事業を含めた森林・林業再生の総合的な対策を進める意向を強調した。 (聞き手・取締役編集局長 芳見 弘一)  -集中復興期間は3月で終了...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「空撮 ふくしまの今」

<strong>相馬・大洲海岸</strong> 津波で道路が寸断された相馬市の大洲海岸。海側には消波ブロックなどが設置され、防潮堤や道路の整備が続く=2月27日午前10時30分ごろ
 2月27日に福島民報社が実施した空撮では、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から間もなく5年を迎える本県の復興への歩みを捉えた。白河市の小峰城や須賀川市の藤沼湖、津波被害を受けたいわき市久之浜地区の住宅地は再建に進む姿が見えてきた。一方、大熊...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「文化」 文化財保護 搬出進む 富岡、双葉、大熊「町の宝」県施設へ

富岡、双葉、大熊の各町から運び出した文化財が並ぶまほろんの仮保管施設
 土器、古文書、民具、農具...。白河市の県文化財センター白河館「まほろん」の仮保管施設には、原発事故の旧警戒区域から運び出した歴史民俗資料が保管されている。    富岡、双葉両町の歴史民俗資料館と大熊町民俗伝承館が収蔵していた品々で、県教委や県立博...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「文化」 「震災遺産」収集・保全 本格化 時計、道路標識、被災証言映像... 展示会で教訓 後世に

津波で倒れた道路標識。県立博物館で展示されている
 震災と原発事故による被害の痕跡が残る「震災遺産」は複合災害の教訓を後世に伝える貴重な財産だ。県立博物館などでつくる「ふくしま震災遺産保全プロジェクト実行委員会」は約400点を収集し随時、公開していく。    実行委員会は21日まで、会津若松市の県立...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「文化」 民俗芸能 守り伝える 団体の活動 徐々に復活 県が支援事業も

飯舘中1年生に田植え踊りを指導する荒さん(中央)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により、住民の心のよりどころとなっていた浜通りの民俗芸能は被害を受けた。「地域の宝を守り抜け」-。津波で流失した道具を新調し、途絶えそうになった踊りや神楽を再興する動きが各地で出ている。避難区域に取り残されてい...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「損害賠償」 営業賠償に不満の声

 東京電力福島第一原発事故で避難した住民の生活再建や、風評の影響などで売り上げが落ちた企業の経営立て直しに東電からの損害賠償は欠かせない。営業損害をめぐっては新たな賠償基準が示されたが、交渉が折り合わないケースがあり事業者から不満がもれる。精神的損害...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「損害賠償」 ADR審理が長期化 東電和解案を拒否 「仕組みの形骸化」指摘も

 原発事故をめぐり、被災者と東電の和解を仲介する原子力損害賠償紛争解決センターへの裁判外紛争解決手続き(ADR)の申立件数の推移は【グラフ】の通りで、事故発生翌年の平成24年から昨年まで毎年4千件を上回っている。    2月29日現在の総申立件数は1...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「県民健康調査」 健康影響は確認されず WBC受診28万人超

   ■内部被ばく累積線量1ミリシーベルト未満99・99%    県は体内に取り込まれた放射性物質の量を調べるため、ホールボディーカウンター(WBC)を活用し内部被ばく検査を実施している。車載のWBC8台を所有し、学校や公共施設などを巡って検査してい...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「県民健康調査」 東大大学院理学系研究科教授 早野龍五氏に聞く 「結果認識に差異」「ケア大切 」

 原発事故を受け、県内では県民健康調査や子どもの甲状腺検査が行われている。放射線の健康影響を調べている東大大学院理学系研究科の早野龍五教授(64)に聞いた。    -外部被ばく線量を推計する県民健康調査の問題点は。    「回答率が低いことが課題にな...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「県民健康調査」 調査の在り方 転換期に

 東京電力福島第一原発事故を受け、県は放射線被ばく線量の評価や健康維持を目的とした「県民健康調査」を展開し、県民の健康を守る取り組みに力を入れてきた。医師や放射線の研究者らで構成する県民健康調査検討委員会は今後の調査方針や、これまでの見解を集約する「...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「観光」 アフターDC期待大 4月から55企画 夜間事業手厚く 宿泊客増目指す

 福島県とJR東日本によると、県内で昨年4月から6月まで繰り広げられた大型観光企画「ふくしまデスティネーションキャンペーン(DC)」期間中の観光客入り込み数は1332万1667人に上り、同期間の入り込み数では東日本大震災以降で最多となった。  4月か...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「企業立地・事業再開」 事業再建後押し急務 避難区域設定12市町村 1409事業者 古里で希望

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興の加速化に、産業再生が欠かせない。医療福祉関連産業や再生可能エネルギー産業など幅広い分野で工場の新増設が進む。一方、避難区域が設定された12市町村の事業者の経営再建を支援する福島相双復興官民合同チーム...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「企業立地・事業再開」 誘致を進め 雇用確保 立地補助金637社指定 7584人の働く場生み出す

 企業の新増設の呼び水となる立地補助金は、これまでに637社が指定され、合わせて7584人の雇用につながっている。  県の「ふくしま産業復興企業立地補助金」と国の「津波・原子力災害被災地域雇用創出企業立地補助金」の方部別採択件数は【表】の通り。  ふ...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「国際研究都市構想」 「イノベーション・コースト構想」始動

 浜通りをロボットや廃炉などの世界最先端地域とする福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想が本格的に動きだす。昨年9月に楢葉町の楢葉遠隔技術開発センターの一部が運用開始し、平成28年度政府予算案には構想関連事業費として約145億円が計上...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「国際研究都市構想」 問われる具現化 東京五輪で世界にアピール

 福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想全体の具現化に向けた中長期的な工程表は【図】の通り。政府は東京五輪・パラリンピックで復興した福島の姿をアピールすることを目指し、開催年の平成32(2020)年を当面の目標とした。    ■構想先...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「漁業」 基準値超 減少続く 魚介類 昨年わずか0.046%

 福島県沖の魚介類を対象にした県のモニタリング検査で、平成27年に調べた約180種類、8577点のうち食品衛生法の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えたのはわずか4点(0・046%)だった。  基準値を超過した4点は、富岡沖で採取したシロメバル...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「漁業」 試験操業拡大進む 原発半径10~20キロ 海域追加も視野

 東京電力福島第一原発事故発生後、本県沖で続く漁業の試験操業は対象魚種と水揚げ量が年々、増加している。第一原発周辺で海水の放射性物質濃度が低下傾向にあるとして、県漁連は4月にも同原発から半径10キロ~20キロを対象海域に加えたい考えだ。県のモニタリン...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「林業」 民有林9割が利用可 伐採・搬出基準下回る県木連調査

 県内民有林の約9割が県の伐採・搬出基準(空間放射線量毎時0・50マイクロシーベルト以下)を下回り、利用可能であることが分かっている。  県木材協同組合連合会(県木連)が原子力規制委員会公表の空間放射線量データ(平成26年9月1日~11月7日測定)を...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「林業」 明るい兆し 素材生産量、震災発生時上回る 森林組合若手作業員が増加

製材品の表面放射線量を測定する県職員=郡山市
 東京電力福島第一原発事故によって広がった放射性物質は県土の7割を占める森林にも降り注いだ。あれから間もなく5年-。風評の影響などで落ち込んだ木材生産量は事故が発生した平成23年を上回り、栽培キノコの生産量が年々増えるなど県内の林業に明るい兆しが出始...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「農業」 27年産米基準超なし 放射性物質対策が奏功

【グラフ(1)】
 県内の農業は東京電力福島第一原発事故に伴う風評に依然苦しめられている。農業産出額は事故前の水準を下回ったままだ。一方、昨年末までに全量全袋検査を終えた平成27年産米全てで放射性セシウムは食品衛生法の基準値を下回った。県などが国内外で県産農産物の安全...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「農業」 風評払拭へ安全発信

おいしい果物づくりを目指し、モモの木の剪定に励む安斎さん
 ■トップセールス展開 県、JAイタリアや都内で    県産農産物の風評払拭(ふっしょく)に向け、県やJA福島五連は国内外で積極的にトップセールスを繰り広げている。  イタリア・ミラノで昨年10月に開催されたミラノ万博では「ふくしまウイーク」としてP...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「福島第一原発 変わる現場」 地表面舗装で線量低減

1号機北側にある土手の斜面で行われているフェーシング。地面にモルタルを吹き付けている=2月5日
 福島第一原発の構内では、作業員が安心して働ける職場にするため、フェーシング(舗装)と呼ばれる作業が行われている。  構内の地表面をモルタルで覆うことで周辺の空間放射線量を低減できるほか、雨水が地下に染み込むのを防ぎ、建屋に流入する地下水を減らすこと...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「福島第一原発 変わる現場」 作業環境 大幅改善

(上から時計回りに)320席ある大型休憩所の食堂、日替わりで提供される食事メニュー、休憩所内に設置された飲料水の自動販売機=2月5日
 東京電力福島第一原発の廃炉現場が変わってきている。暑さや息苦しさで作業を難しくする全面マスクの着用エリアは縮小。給食センターや休憩所ができ、作業員は温かい食事を取って休めるようになった。炉心溶融が起きた1~3号機の建屋に残る核燃料の取り出しに向け、...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「福島第一原発 汚染水対策」 凍土遮水壁の運用焦点

 東京電力は平成28年度までに福島第一原発建屋に流入する1日約150トンの地下水の量を100トン未満まで減らす目標を掲げている。東京五輪・パラリンピックが開催される平成32(2020)年内に地下水の建屋流入量をなくし、建屋にたまる汚染水の増加をほぼゼ...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「福島第一原発 汚染水対策」 たまり続ける処理水

溶接型への切り替えが進むフランジ型のタンク群。奥は3号機=2月5日
 ■セシウムなど60種は除去 海洋放出が課題 ALPS    構内には、汚染水を保管するグレーや水色の大型タンクが林立している。保管されている汚染水の総量は約78万トンで、このうち約61万トン(11日現在)は多核種除去設備(ALPS)で処理済みの水だ...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「福島第一原発 廃炉」 燃料取り出し準備

左から1、2、3、4号機の原子炉建屋。大型休憩所の7階から望む=2月5日
 ■1・2号機 32年度に開始予定    ■3号機 566体 29年度内開始    東京電力福島第一原発の1~4号機のうち、1~3号機で使用済み核燃料プールからの燃料取り出しに向けた作業が続く。ともに平成32年度中の燃料取り出しを目指している。溶融燃...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「福島第一原発 廃炉」 過酷なデブリ調査

福島第一原発建屋内の階段を再現した設備。企業関係者がロボットの性能を確認する
 ■地下階はカメラ投下に    溶融燃料(燃料デブリ)の調査に向け、昨年4月10日から20日にかけ、1号機の原子炉格納容器内にカメラや放射線測定器、温度計を搭載した小型ロボットが初めて投入された。  最初に投入したロボットは調査開始から約3時間後にト...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「中間貯蔵施設」 本格輸送、不透明

■試験輸送 来月完了見通し 未着手4市町村今月にも開始  原発事故に伴う除染廃棄物を中間貯蔵施設建設予定地内の保管場に搬入するパイロット(試験)輸送は、順調に進めば3月中にも完了する見通しとなっている。  試験輸送の対象は汚染土壌や草木、1キロ当たり...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「中間貯蔵施設」 用地交渉見通せず

■公有地売却町、慎重に対応  環境省は中間貯蔵施設の整備を加速化させるため、建設候補地を抱える大熊、双葉両町に公有地の売却を打診した。しかし、両町とも、住民感情を考慮し慎重に対応する方針だ。  これまでに契約した個人所有の土地は建設予定地内に点在して...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「環境再生」 森林保全へ範囲拡大 「里山」も除染対象に

 政府は生活圏から20メートル以内と日常的に人の出入りがある場所としてきた森林除染の範囲を、「里山」にも広げる方向で調整している。県や林業関係団体などから要望を受け、方針を改めた。しかし、里山に明確な定義はなく、どの程度、エリアが拡大するかが今後の焦...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「環境再生」 除染加速 復興の鍵 目標時期まで1年余

■国直轄 6市町村 完了  環境省が東京電力福島第一原発事故に伴う国直轄除染と市町村除染の完了時期として掲げた平成29年3月まで、あと1年余となった。居住制限、避難指示解除準備の両区域で行われている直轄除染は対象11市町村のうち6市町村で終えたが、一...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「社会基盤」道路、鉄道 復旧進む

JR新地駅周辺で進む常磐線の電気工事。奥は建設中の駅乗り換えこ線橋
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により、県内の道路、鉄道、港湾など社会基盤は大きな被害を受けた。災禍から丸5年を迎えようとする中、常磐自動車道は全線が開通し、復興を支える東北中央自動車道なども着々と建設工事が進む。JR常磐線は南相馬市の原ノ...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「社会基盤」 港湾の利用機能拡大

■小名浜港 国際物流拠点目指す 大型商業施設出店、小名浜道路整備など にぎわい創出  震災の揺れと津波で、貨物を取り扱う34の主要公共岸壁が使用できなくなったいわき市の小名浜港。現在は国際的な海上輸送ネットワークの拠点を目指し、東港地区で国際物流タ...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「避難区域再編」 鍵握る生活基盤整備 南相馬、葛尾、川俣の3市町村 今春解除目指し準備

住民の生活を支える南相馬市小高区の東町エンガワ商店。日用品、食料などがそろっている
 ■南相馬 準備宿泊を再延長 小高区 仮設店舗オープン    4月中の避難指示解除を目標としている。帰還開始に向けて、昨年8月末から準備宿泊が始まっている。当面は2月末までの予定だが、政府は解除時期まで再延長する方針を示している。  避難区域の除...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「避難区域再編」 住民の帰還 どう進める

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難指示区域をめぐり、政府は昨年6月、平成29年3月末までに帰還困難区域以外の居住制限、避難指示解除準備両区域を解除する方針を示した。県内ではこれまでに楢葉町と川内村、田村市都路地区の避難指示解除準備区域が解除されてい...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「住民避難・原発事故関連死」 住まい再建 目立つ遅れ

町営の災害公営住宅の整備が進む桑折町の仮設住宅跡地(写真右)。左は現存の仮設住宅。写真右奥には27年6月に入居が始まった災害公営住宅がある=2月8日
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難者数(自主避難者を含む)は2月1日現在、9万9750人で、県の1月の集計で初めて10万人を下回った。しかし、災害公営住宅の建設が進む一方で、今なお約1万8千人が仮設住宅での暮らしを余儀なくされている。...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】「住民避難・原発事故関連死」 厳しい避難生活 関連死 県内2千人超す

図(1)
 震災と原発事故から間もなく5年となる。いまだ10万人近い県民が避難生活を送っている。避難先で体調を崩して亡くなる「震災関連死」は増え続け、県のまとめによると11日現在、2016人に上っている。1年前に比べ約130人増加した。  地震や津波による直接...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

【震災から5年】福島の今

(クリックで拡大したPDFファイルを開きます)  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故から3月11日で丸5年。今なお約10万人が県内外に避難を余儀なくされている。原発事故の避難者向けの災害公営住宅の建設が本格化しているが、完成したのは計画の2割で、...[記事全文

カテゴリー:震災から5年

1