東日本大震災

「原発事故関連死」アーカイブ

原発事故関連死 東電、請求棄却求める 因果関係示す証拠要求 飯舘102歳自殺 口頭弁論

 東京電力福島第一原発事故で避難を迫られ、将来を悲観し自殺したとして、飯舘村草野の大久保文雄さん=当時102歳=の遺族が東電に約6000万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論は15日、福島地裁(金沢秀樹裁判長)であった。東電側は請求棄却を求める答...[記事全文

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震災関連死の現状報告 早大の復興シンポで浪江町長

浪江町の復興の歩みを紹介する馬場町長
 東日本大震災からの復興を考える公開シンポジウム「福島震災復興と浪江町支援―いま早稲田から発信する」は4日、東京都新宿区の早稲田大で開かれた。浪江町の馬場有町長が震災(原発事故)関連死の現状などを報告した。  浪江町の復興支援に取り組んでいる同大の東...[記事全文

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避難者の体調データ化 県が400人態勢で 専門機関に橋渡し

 県は平成27年度から、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難が要因の震災(原発事故)関連死を防ぐため、仮設住宅入居者らの心身状況などを電子データ化し、健康管理を進める。見守り活動を担う生活支援相談員を400人に倍増するのに合わせた取り組み...[記事全文

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支援相談員倍増400人に 県が対策

 県は避難生活の長期化に伴う自殺や震災(原発事故)関連死を防ぐため、県内の仮設住宅や借り上げ住宅での見守り活動などを担う「生活支援相談員」を現在の約200人から400人に倍増する。  県外避難者向けとしては、生活再建の相談などを受ける「復興支援員」を...[記事全文

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不認定「納得できぬ」 異議申し立ての遺族 年月たち立証限界 明確な基準、国と県に求める

いわき市の男性は異議を申し立てた書類などを手に無念さを語る
 震災(原発事故)関連死の不認定を受けて異議を申し立てた遺族は「不認定の理由が不明確で納得できない」と不満を募らせる。時間の経過は、死因と東日本大震災、東京電力福島第一原発事故との因果関係の裏付けを困難にさせ、個人で立証するには限界がある。審査を担う...[記事全文

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県内 「不認定」に異議46件 本社調査 基準のばらつき背景に

 災害弔慰金支給の対象となる震災(原発事故)関連死で、「不認定」とされた遺族らによる異議申し立てが少なくとも46件に上っている。福島民報社が認定実績のある県内24市町村を対象に調べた。専門家は認定基準が明確でないため遺族の不満につながっていると分析。...[記事全文

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支援相談員を倍増400人に 県が方針 賃金引き上げ検討

 県は平成27年度、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難者の震災(原発事故)関連死を防ぐため、仮設住宅や借り上げ住宅の見守り活動を担う生活支援相談員を現在の2倍に当たる400人に増やす方針を固めた。ただ、相談員を十分に確保できるかは不透明...[記事全文

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増え続ける本県の関連死

 本県で9月末までに震災関連死(原発事故関連死)と認定された1793人を死亡した時期別に見ると、震災後半年から1年以内が349人(19・5%)で最も多かった。震災後1カ月から3カ月以内が333人(18・6%)、震災後3カ月から6カ月以内が315人(1...[記事全文

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東電争う姿勢 避難転院で死亡 双葉病院訴訟

 東京電力福島第一原発事故発生後、入院していた大熊町の双葉病院から避難を強いられ、その後、死亡した男性=当時(89)=の遺族が東電に避難費用や慰謝料など約3700万円の損害賠償を求めた訴訟の第一回口頭弁論は25日、福島地裁(潮見直之裁判長)であった。...[記事全文

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「避難、転院で死亡」と提訴 双葉病院患者の遺族が東電に損害賠償請求

 東京電力福島第一原発事故発生後、入院していた大熊町の双葉病院から避難・転院を強いられ、平成25年1月に死去した男性=当時(89)=の遺族は27日までに、東電を相手取り避難費用や医療費、慰謝料など合わせて3725万円の損害賠償を求める訴えを福島地裁に...[記事全文

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南相馬の男性カルテを提出 不認定取り消し訴訟

 南相馬市の男性が、亡くなった母親に対する震災関連死の不認定処分を取り消すよう同市に求めた訴訟の第5回口頭弁論は30日、福島地裁(潮見直之裁判長)であった。  原告側は、前回の口頭弁論で潮見裁判長から求められた母親の東日本大震災後の診療録(カルテ)...[記事全文

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死亡原因、原発事故8割 相馬の酪農家自殺賠償訴訟 遺族が主張 弁論手続き

 東京電力福島第一原発事故により将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の遺族が東電に損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは18日、東京地裁であった。  原告側は、原発事故を苦に自殺した川俣町山木屋の女性の遺族が東電に損害賠...[記事全文

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相談員ほぼ倍増へ 生活支援強化 避難者カルテも作成

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難の長期化に伴う震災(原発事故)関連死を防ぐため、県は生活支援相談員をほぼ倍増し、「避難者カルテ」の作成に乗り出す。吉田議員の質問に鈴木淳一保健福祉部長が示した。  生活支援相談員は現在約200人。各市...[記事全文

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1350万円支払いで和解 東電、双葉病院患者死亡で初 千葉地裁

東電と和解が成立し、会見で現在の心境を語る女性患者のめい(手前)
 東京電力福島第一原発事故の影響で、大熊町の双葉病院に入院していた同町の女性患者=当時(83)=が適切なケアを受けられず避難先で死亡したとして、遺族が東電に約3100万円の損害賠償を求めた訴訟の和解協議は12日、千葉地裁(広谷章雄裁判長)であり、東電...[記事全文

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仮設の87歳女性自殺 楢葉から避難、ストレスか いわき

 東京電力福島第一原発事故で、楢葉町からいわき市の仮設住宅に避難していた女性(87)が仮設住宅近くの林で首をつって自殺していたことが10日までに分かった。同居していた長男(64)によると、女性は4月に夫=当時(94)=を亡くし、避難生活によるストレス...[記事全文

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「原発事故関連死」防止へ 生活支援相談員を増員 県PT、被災者支援策公表

 県の復興対策推進プロジェクトチーム(PT)は、震災(原発事故)関連死の防止に向けた「生活支援相談員」の増員など、被災者支援策を盛り込んだ「復興対策推進中間とりまとめ」を8日、県庁で開いた新生ふくしま復興推進本部会議で公表した。  生活支援相談員は約...[記事全文

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川俣の女性自殺賠償訴訟 東電が夫に謝罪

はま子さんが焼身自殺した現場に花を手向け、幹夫さん(中央左)に頭を下げる近藤室長(同右)。手前右は島田副室長
 東京電力福島第一原発事故の避難生活を苦に自殺した渡辺はま子さん=当時(58)=の自殺と原発事故との因果関係を認め、東電側に損害賠償を命じた福島地裁判決を受け、東電福島復興本社福島原子力補償相談室の幹部らは8日、川俣町山木屋の渡辺さんの自宅を訪れ、原...[記事全文

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東電控訴せず 川俣の自殺賠償訴訟 「原発避難原因」確定へ

はま子さんの遺影を胸に心境を語る幹夫さん(左)。右は広田弁護士
 東京電力福島第一原発事故に伴い、川俣町山木屋から避難した渡辺はま子さん=当時(58)=の自殺と原発事故との因果関係を認め、東電側に損害賠償を命じた福島地裁判決を受け、東電は5日、控訴しないと発表した。遺族側も控訴せず、原発事故が原因で自殺したとして...[記事全文

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新聞協会賞 本紙「原発事故関連死」キャンペーン 避難者救済へ徹底追及

■福島県関連死1753人 地震、津波死者の1603人上回る  本県、岩手、宮城の被災3県の死者数(死亡届などを含む)のうち、関連死が占める割合は岩手、宮城両県が約8%にとどまっているのに対し、本県は約55%と突出して高い。本県の関連死は原則として市...[記事全文

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災害関連死の現状訴え 日弁連シンポ 桜井市長が講演 東京

南相馬市における震災関連死の現状を説明する桜井市長
 日本弁護士連合会のシンポジウム「教訓を活(い)かすために 災害関連死を考える」は2日、東京・霞が関の弁護士会館で開かれた。  約100人が来場した。南相馬市の桜井勝延市長が「南相馬市の現況と復興に向けて」と題し基調講演した。6月現在、同市で約450...[記事全文

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県、認定格差是正目指す 市町村の事例共有化推進

 県は、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活などで命を落とす震災(原発事故)関連死の認定判断が市町村によってばらつきがあるため、市町村間で認定事例を共有することで格差是正を目指す。現行の災害弔慰金制度は自然災害を前提としている。死因と...[記事全文

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自殺 歯止めかからず 県内 被災3県で最多54人 まとまらない防止策 初の合同会議

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が原因とみられる福島県内での自殺に歯止めがかからず、今年は5月末までに8人が命を絶った。内閣府が20日、福島市で開いた被災3県合同の初の自殺対策会議で明らかにした。平成23年6月の統計開始からの累計は54人に上...[記事全文

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(81)歯止め 支援の現場から つながり構築が重要 孤立防ぎ、負の感情低減

被災者の心のケアの活動に取り組む堀さん。自殺予防のために人とのつながり保つことの重要性を指摘する
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が原因とみられる県内の自殺者は3月末現在で46人に上る。岩手、宮城の両県を含めた被災3県の中で突出して多い。  精神科医の堀有伸さん(41)は原発事故から約1年後の平成24年4月、福島医大の寄付講座の「災害医療...[記事全文

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(80)歯止め 支援の現場から 突如あふれ出す不安 「心の復興はまだ遠い」

南相馬市の事務所で浪江町から避難をする根岸さんと世間話をする伏見さん。何げない会話が心のケアにもなる
 南相馬市の相馬広域こころのケアセンターなごみの南相馬事務所。浪江町から同市原町区に避難している主婦根岸淑子さん(70)が顔を見せた。「お元気でしたか」。スタッフで保健師の伏見香代さん(43)=南相馬市=が笑顔で出迎える。  根岸さんは南相馬市や相馬...[記事全文

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(79)歯止め 支援の現場から 地元スタッフに負担 被災者の笑顔を励みに

支援のお礼にともらった手作りのティッシュボックス。避難住民の笑顔が活動の支えだ
 70代の男性の部屋は、飲みかけの焼酎の瓶が何本も転がっていた。南相馬市小高区から原町区の仮設住宅に避難している。相馬広域こころのケアセンター南相馬事務所のスタッフで保健師の伏見香代さん(43)は今年4月、男性宅を訪問した。  男性は1人暮らしで孤立...[記事全文

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(78)歯止め 支援の現場から 1年更新人材集まらず 「恒常的組織が必要だ」

多職種のスタッフが集まって対応を協議するなごみのミーティング。長期的にどう人材を確保していくかが課題だ
 相馬広域こころのケアセンターなごみは、東京電力福島第一原発事故による避難者の見守り活動を続けている。原発事故から3年余りが過ぎた今年3月27日午後、相馬市の相馬事務所に内閣府の職員二人の姿があった。東日本大震災、原発事故が原因とみられる自殺者の数が...[記事全文

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(77)歯止め 支援の現場から 県外避難者どう守る 支援員 安易に増やせず

復興支援員の数が書かれた表に目を落とす桧野副町長
 「見守るエリアが広すぎる」。東京電力福島第一原発事故によって全ての町民が避難生活を強いられている浪江町。桧野照行副町長(65)は県外避難者数が書き込まれた日本地図に目を落とし、渋い表情を見せた。  4日、毎月更新される県外避難者の内訳が手元に届いた...[記事全文

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1万8194件過去最多 震災3年 深刻化 喪失感 孤独 自責の念...

■福島いのちの電話昨年の相談  自殺を防ぐための電話相談「福島いのちの電話」の平成25年の相談件数が1万8194件と過去最多となった。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故関連の相談が依然、多く寄せられている。震災と原発事故から時間がたつにつれ、相談...[記事全文

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(76)歯止め 支援の現場から 少人数の活動に限界 借り上げ住宅訪問難航

チェックシートに高齢者らの家族構成や持病、緊急連絡先などを記入する門馬さん(手前)。避難者全体の状況を把握するには遠く及ばない
 「調子はどうですか」「ちゃんと食べてますか」。5月中旬、浪江町社会福祉協議会の生活支援相談員門馬幸枝さん(48)は、町民が暮らす二本松市の安達運動場仮設住宅で入居者に話し掛けた。  健康状態が気掛かりな人がいる。80代の1人暮らしの男性は以前、つま...[記事全文

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(75)歯止め 支援の現場から 発せられる「SOS」 苦しさ和らげたい

仮設住宅で入居者の健康状態などを聞き取る門馬さん。週1回の訪問活動。日々、住民の様子が気に掛かる
 二本松市の山あいに仮設住宅が軒を連ねる。東京電力福島第一原発事故によって古里を追われた浪江町民が暮らす。  平成25年10月下旬。浪江町民で町社会福祉協議会の生活支援相談員門馬幸枝さん(48)は1週間ぶりに各世帯を見て回った。洗濯物を干す主婦、付近...[記事全文

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震災、原発事故の自殺者なくせ 来月にも対策会議 内閣府

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による精神的ストレスが原因とみられる自殺者が県内で増えていることを受け、内閣府は6月にも、本県と岩手、宮城両県の行政、民間団体関係者を集めた対策会議を県内で開く。各県の現状と取り組みについて情報共有し効果的な予...[記事全文

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座談会(8)生活再建へ上積みを 災害弔慰金

 -偏りのない被災者救済のためには、何が必要でしょうか。  新開氏 原発事故関連死に特化した認定基準を作るべきです。自然災害の判断基準を、そのまま適用し続けることに疑問を感じます。県独自に条令を改正し、原発事故の被災者を救済してほしいですね。法律を改...[記事全文

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座談会(7)市町村で判断に差 遺族に不公平感、訴訟も 認定の現状

樽川和也氏
 -震災(原発事故)関連死は現在、津波や地震で命を落とした直接死を大きく上回り、1700人に迫っています。  新開文雄氏 原発事故の影響で、元の生活をなかなか取り戻せない状況の中で、古里を思いながら多くの人が亡くなっています。これは震災関連死というよ...[記事全文

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座談会(6)見守り活動広げよう 防止対策

三瓶一義氏
 -原発事故関連死の増加傾向は、避難住民をはじめ県民が原発事故によってさまざまな心労を抱えている裏付けとも言えます。仮設住宅などでは関連死を防ぐため、さまざまな取り組みが行われています。見守り活動の現状をお聞きします。  米倉一磨氏 心労から逃れるた...[記事全文

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座談会(5)大きな負担強いられ 避難生活

渡辺彦巳氏
 -原発事故に伴う避難者は現在も約13万人を数えます。事故発生当初は浜通りを中心にさらに多くの住民が古里を追われ、避難所生活を強いられました。現在も仮設住宅や借り上げ住宅で、大きな負担を強いられている避難住民も多いのが現状です。  三瓶一義氏 富岡町...[記事全文

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座談会(4)「SOS」見逃さないで

米倉一磨氏
■相馬広域こころのケアセンターなごみセンター長 米倉一磨氏  支援活動をしている避難住民の中で、5人が亡くなった。放射線量が高く帰還困難区域になった地域の住民を中心に、避難に伴いアルコールの摂取量が増えて体調を崩すケースが多いように感じている。アルコ...[記事全文

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座談会(3)生きる誇り見いだそう

成井香苗氏
■臨床心理士 成井香苗氏  東京電力福島第一原発事故に伴い、避難を強いられた人たちは「あいまいな喪失」と「あいまいな不安」という2つのストレスを抱えたままだ。  放射性物質の影響で古里を追われた人の多くは、自宅がありながら帰ることができない。大家族で...[記事全文

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座談会(2)新たな弔慰金創設急げ

新開文雄氏
■弁護士 新開文雄氏  東京電力福島第一原発事故は地震、津波などの自然災害ではない。むしろ人災とされている。原発事故発生直後に自然災害の犠牲者への弔意を示す災害弔慰金制度を運用するのは、やむを得ない部分がある。  国は震災(原発事故)関連死を認定する...[記事全文

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座談会(1)

 福島民報社は東京電力福島第一原発事故に伴う避難中などに命を落とすケースを「原発事故関連死」と位置付け、災害弔慰金など現制度の課題を指摘するキャンペーン報道を続けています。震災(原発事故)関連死は現在も増加しており、26日現在、直接死の1603人を上...[記事全文

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見守りに人的支援拡充を 県全体の審査会設置必要 本社座談会

 福島民報社は、東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活などで命を落とす震災(原発事故)関連死の課題を探り、抑止につなげるため、有識者らを招き座談会を開いた。東日本大震災と原発事故から3年2カ月余りが経過した今も関連死は増え続けており、出席者は避難の長...[記事全文

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(74)絶望 追い込まれた命 夫の死 無駄にしない 「因果関係認めさせる」

栄子さんに相談相手はいない。孫のウイニングボールが添えられた仏前に話し掛ける
 浪江町の五十崎栄子さん(65)は東京電力福島第一原発事故に伴う避難中の平成23年7月、夫の喜一さん=当時(67)=を亡くした。ふいに姿を消し、飯舘村の真野ダムで投身自殺した。  その兆候がなかったわけではない。喜一さんが命を絶つ2週間ほど前、平田村...[記事全文

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(73)絶望 追い込まれた命 孫進学させられない 釣り仲間の誘いも断る

無類の釣り好きだった喜一さん。避難生活でふさぎ込み、新潟への釣りの誘いを断った
 東京電力福島第一原発事故の避難中に自ら命を絶った浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=は事故発生から約1カ月後の平成23年4月、郡山市の避難所から二本松市のアパートに移り住んだ。だが、不眠や食欲不振は改善しなかった。糖尿病の症状も思わしくなかった。...[記事全文

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(72)絶望 追い込まれた命 糖尿病悪化 眠れず 釣り、畑...生きがい奪われ

喜一さんらが1カ月余りを過ごした安積高体育館。底冷えする館内で糖尿病の症状を悪化させた
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中の平成23年7月に自殺した浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=は、原発作業員だった。58歳で退職した後も、嘱託として22年まで福島第二原発の定期検査などに従事していた。  65歳になってからは仕事に行くのをやめ...[記事全文

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(71)絶望 追い込まれた命 将来悲観、身を投げる 「どうしたらいいべな...」

「これからどうしたらいいべな」。思い詰めた喜一さんは平成23年7月、飯舘村の真野ダムの橋から身を投げた
 東京電力福島第一原発事故で古里を追われた浪江町の五十崎栄子さん(65)は15日、福島地裁の法廷に立った。原発事故による避難生活を苦に自ら命を絶った夫喜一さん=当時(67)=の無念を晴らすためだ。  平成24年9月、東電を相手取り約7600万円の損害...[記事全文

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(70)絶望 追い込まれた命 市町村判断に限界 対応異なり遺族が混乱

国が参考資料として本県などに配布した新潟県中越地震の関連死の認定基準例。自殺は「震災を契機としたストレスによる精神的疾患に基づくもの」などとしている
 須賀川市の農家樽川和也さん(38)は21日午後、市役所の仮庁舎となっている須賀川アリーナにいた。東京電力福島第一原発事故に伴うキャベツの出荷停止を受けた翌日の平成23年3月24日、共に農作物を育てていた父の久志さん=当時(64)=を亡くした。将来を...[記事全文

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(69)絶望 追い込まれた命 東電は謝罪を拒否 市が認定申し出を受理

「おやじは原発事故に命を奪われた」。無念を晴らすために和也さんは東電に謝罪を求めた
 須賀川市の農家樽川久志さん=当時(64)=は農作物の出荷制限が発令された翌日の平成23年3月24日、自宅裏で命を絶った。次男で後継ぎの和也さん(38)ら遺族は同年秋、東京電力に対し損害賠償を求めたが、木で鼻をくくったような返答が戻ってきた。「福島第...[記事全文

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関連死解決へ政府に提言 県、復興推進チーム新設

 政府の平成27年度予算編成に向け、県は震災(原発事故)関連死など新たに浮上している課題解決のため、独自に政策を検討し、政府に提言する。県庁内に復興対策推進プロジェクトチーム(PT)を新設し、「健康と安全・安心を守る」をテーマに震災関連死を防ぐ方策な...[記事全文

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(68)絶望 追い込まれた命 出荷自粛ファクス1枚 自慢のキャベツ全て廃棄

久志さんの携帯電話の待ち受け画面は、自慢のキャベツの写真だった。美津代さんが引き継いで使っている
 「もう、福島の農業は終わりだ。何にも売れなくなるぞ」  須賀川市の農家樽川久志さん=当時(64)=は平成23年3月12日、東京電力福島第一原発1号機で起きた水素爆発のテレビ映像を見るなり、そう言った。後に将来を悲観し自殺した。後継ぎで次男の和也さん...[記事全文

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(67)絶望 追い込まれた命 大地汚され死選ぶ 悩み刻んだ歩数計

父久志さんが自ら命を絶って3年。「何でおやじは関連死に該当しないのか」。和也さんのわだかまりはとけない
 須賀川市の農家樽川和也さん(38)は東京電力福島第一原発事故発生直後の平成23年3月24日、共に農作物を育てていた父久志さん=当時(64)=を失った。自宅裏で自ら命を絶った。  政府が県に対し、キャベツなど結球野菜の出荷を制限した翌日だった。原発事...[記事全文

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仮設「孤独死」34人 3月末県内累計 年々増加、8割が男性 今年既に8人

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で避難生活を強いられ、県内の仮設住宅で誰にもみとられずに死亡した「孤独死」は3月31日現在、累計34人に上ることが県警への取材で分かった。震災と原発事故から11日で3年1カ月。県や市町村などは避難者の生活環境の...[記事全文

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事故後の本県の現状探る 原発と人権全国集会 6日まで福島

原発事故をめぐる諸課題に理解を深めた交流集会
 「原発と人権」全国研究・交流集会は5日、福島市の福島大で開幕した。研究者、司法関係者、ジャーナリストらが6日まで東京電力福島第一原発事故をめぐる諸課題を討議している。  実行委員会の主催。初日は全体会を開き、約300人が参加した。作家・評論家の柳...[記事全文

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県外避難者の自殺調査 森担当相 範囲拡大、要因探る

自殺対策や女性の支援策などについて語る森氏
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が原因とみられる自殺者が県内で増えていることを受け、自殺対策を担当する森雅子内閣府特命担当相(参院本県選挙区)は30日、県内に加え、自殺した県外避難者の実態調査も実施し、具体的な対策を早急に進める考えを明らかに...[記事全文

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(66)はけ口 アルコール 依存からの脱却 「二度と裏切らない」 元妻との再出発願う

酒を断ち、家を買った。別れた妻ともう一度やり直そうと考えている
 アルコール依存と闘う大熊町の元原発作業員の男性(59)は平成23年10月ごろから、県南地方の元妻のアパートで夕飯を食べるようになった。23年夏ごろに離婚した元妻(63)は、500メートルほど離れた別のアパートに住んでいる。  「戸籍上は赤の他人だか...[記事全文

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県内自殺者年々増加 昨年23人、前年比10人増

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故が原因とみられる県内の自殺者数は昨年末現在、46人に上っている。さらに、震災以降の年間自殺者が毎年増え続けている。13日、内閣府のまとめで分かった。被災三県のうち岩手、宮城と比べて突出している。専門家は自殺を食...[記事全文

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最大2倍の開き 避難区域の震災関連死認定率

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難生活で心身の健康を崩して亡くなった震災関連死(原発事故関連死)の認定判断をめぐり、避難区域が設定された12市町村の認定率に最大で約2倍の開きが出ている。市町村ごとに認定基準が異なるためだ。  県の最...[記事全文

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(65)はけ口 アルコール 依存からの脱却 病院と断酒会が支え 元妻の大切さに気付く

元妻と娘に連れられて受診した大島クリニック。男性は朝から酔っ払っていた
 大熊町の元原発作業員男性(59)が東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活で酒浸りになり半年以上が過ぎた。平成23年10月5日、酒癖の悪さで愛想を尽かされた元妻(63)と長女(35)、次女(34)に連れられて郡山市の大島クリニックのドアを開けた。  ...[記事全文

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(64)はけ口 アルコール 依存からの脱却 妻に愛想尽かされ 酔いに任せ離婚届に判

再飲酒した男性に妻は離婚を迫った。酔った勢いで判を押した
 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中、大熊町の元原発作業員男性(59)の「隠れ飲み」が始まった。娘婿の社員寮は新潟県柏崎市にあった。男性にとって3カ所目の避難先だった。間取りは2LDK。田村市や会津若松市の体育館のような騒がしさも、対人関係の煩わし...[記事全文

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(63)はけ口 アルコール 依存からの脱却 車の中で「隠れ飲み」 物に当たり、死を望む

避難先の車の中で飲んだ缶ビールはうまかった。男性のアルコール依存症は車内の「隠れ飲み」から始まった
 東京電力福島第一原発事故で古里を追われた避難者の一部は心労をため込み、そのはけ口を酒に求める。多くの医療関係者が問題を指摘する。専門の医療機関で治療を受けても、アルコール依存症からの脱却は簡単ではない。  東日本大震災と原発事故発生間もない平成23...[記事全文

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(62)はけ口 アルコール 救いの手 ふさがらない心の傷 住民間のつながり大切

住民の健康状態をチェックする阿部さん
 被災地のアルコール依存症の問題は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故があった本県だけのことではない。平成7年1月の阪神大震災、平成16年10月の新潟県中越地震でも社会に影を落とした。  新潟県小千谷市は家屋の倒壊などで19人の死者を出した。中越地...[記事全文

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(61)はけ口 アルコール 救いの手 減酒・断酒へ寄り添う 本県に専門知識を移植

アルコール依存症の患者が入る久里浜医療センターの専門病棟
 平成26年度からアルコールに依存した本県避難者らへの支援に乗り出す神奈川県横須賀市の国立病院機構久里浜医療センター。被災者の心のケアと減酒・断酒指導が取り組みの中心となる。  アルコール依存症が懸念される住民の情報を各市町村の保健師から集め、医療機...[記事全文

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(60)はけ口 アルコール 救いの手 酒量、ストレスに比例 自殺者との関連を推測

本県での支援活動について語る松下副院長
 神奈川県横須賀市の国立病院機構久里浜医療センターはアルコール依存症専門の医療機関だ。昭和38年に日本で初めてアルコール依存症専門病棟を設け、平成元年に世界保健機関(WHO)から国内唯一の「アルコール関連問題施設」に指定された。  平成26年度から、...[記事全文

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(59)はけ口 アルコール 救いの手 現実逃避、悪循環招く 誰にでも依存の可能性

避難者を取り巻くアルコール問題に警鐘を鳴らす大島医師
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により古里を追われ、自宅も仕事も生きがいも奪われた。言いようのない喪失感にさいなまれる避難者。先行きを見通せない仮設住宅暮らしの中、酒を飲めば、ギャンブルに勝てば一時的に高揚感や満足感を得られる。  「今回の震...[記事全文

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(58)はけ口 アルコール 避難者の絶望 「一口なら」と再飲酒 先行き思うと眠れずに

娘らに支えられ酒を断った島さん(左)。酒浸りの避難者の現状を見聞きすると心が痛む
 東京電力福島第一原発事故で避難先を転々としてから約7カ月後の平成23年10月、泥酔した浪江町樋渡の島英子さん(63)は姉(65)や娘たちに連れられて、郡山市にあるアルコール依存症の専門外来「大島クリニック」を受診した。  原発事故発生後の生活は乱れ...[記事全文

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(57)はけ口 アルコール 避難者の絶望 酒だけが逃げ場 現実を忘れたくて

断酒して1年以上が経過したが、抗酒薬は手放せない
 「仮設住宅で朝から酔っている人の気持ちは痛いほど分かる」。浪江町樋渡の主婦島英子さん(63)は東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活でアルコール依存症になった。「古里に家があるのに帰れない悔しさ、家族がばらばらになったやるせなさ、寝付けない苦しさ....[記事全文

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南相馬市側が請求棄却求める 不認定取り消し訴訟

 南相馬市の男性が、亡くなった母親に対する震災関連死の不認定処分を取り消すよう同市に求めた訴訟の第一回口頭弁論が28日、福島地裁であった。市側は請求棄却を求める答弁書を提出した。  男性は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を受けて母親をはじめ家族...[記事全文

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精神科医の鑑定意見書を提出 相馬酪農家自殺訴訟

 東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻(35)ら遺族が、東電に損害賠償を求めている訴訟の弁論準備手続きは27日、東京地裁であった。原告側は「自殺と原発事故に因果関係がある」とした精神科医の鑑定...[記事全文

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本県12団体で協議会

 本県では昨年11月、県や県社会福祉士会など12団体による県広域災害福祉支援ネットワーク協議会が発足した。災害時に福祉関係職員でチームをつくり、避難所などに派遣することを検討する。  東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生時、本県でも避難所に身...[記事全文

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「関連死」で17件和解 紛争解決センタ 自主避難1件含む

【表】
 政府の原子力損害賠償紛争解決センターによる和解仲介で、東京電力福島第一原発事故に伴う避難生活で死亡する、いわゆる「原発事故関連死」と判断され、東電が遺族に死亡慰謝料を支払ったケースが少なくとも17件に上ることが分かった。このうち、避難区域以外からの...[記事全文

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28日に口頭弁論 南相馬の不認定処分取り消し訴訟

 南相馬市の男性が同市に対し、亡くなった母親の震災関連死の不認定処分取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論は、28日午前10時から福島地裁で開かれる。  訴状によると、原告の母親は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により入院していた病院が休業したた...[記事全文

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調停は不調 双葉病院の「避難指示」

 東京電力福島第一原発事故による避難で入院患者が死亡した双葉病院と女性患者=当時(91)=の遺族が県に対し、避難指示を出した経緯の調査などを求めた調停が27日までに、福島簡裁で行われた。申立人側、県とも主張を譲らず、調停は不調に終わった。  申立人の...[記事全文

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主治医の書面提出 いわきの関連死不認定処分取り消し訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で、うつ病を悪化させて自殺した夫の震災関連死の不認定処分を取り消すよう、いわき市の女性が市に求めた訴訟の第三回口頭弁論は24日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれた。  原告側は、男性の主治医が回答した男性の病状や...[記事全文

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(56)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 要望かなう仕組みを 避難長期化、生活が変化

神戸市役所に隣接する公園内で今もともる希望の灯り
 神戸市代表監査委員の桜井誠一さん(63)は市役所22階にある自室から真下の公園「東遊園地」を見下ろした。阪神大震災の犠牲者名を刻んだ「慰霊と復興のモニュメント」と「一・一七希望の灯(あか)り」がある。  平成7年1月17日に発生した震災。多くの建物...[記事全文

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(55)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 交流があつれき解消 「お茶会」今も憩いの場

災害公営住宅「市営新大池東住宅」で今も続けられているお茶会
 神戸市西区の西神第七仮設住宅から須磨区の災害公営住宅「市営新大池東住宅」に移った小山鉄男さん(73)は現在、市営住宅自治会長を務める。仮設住宅時代に「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」理事長の黒田裕子さんらと一緒に始めたお茶会は、住民の憩いの場と...[記事全文

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(54)ストレス 仮住まい神戸の教訓 心の平穏醸成に腐心 膝突き合わせて対話

神戸市内のネットワークの事務所。黒田さんは今も被災住民と向き合う
 「仮設住宅では問題が次から次に起きた」。阪神大震災の被災者に寄り添う「阪神高齢者・障害者支援ネットワーク」理事長の黒田裕子さんは振り返る。  神戸市の西神第七仮設住宅。住民相互の意思疎通を図ろうと、敷地内で祭りをするとけんかを始める。パイプいすで殴...[記事全文

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(53)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 生活環境改善に奔走 団体設立、全国から支援

被災者の命を守る活動を続ける黒田さん
 阪神大震災を受け、神戸市長田区にある神戸協同病院の上田耕蔵院長(62)が生んだ「震災関連死」の概念。連日のように新聞紙上をにぎわせる、その5文字を食い入るように見詰める人物がいた。  神戸市から約20キロほど北東に離れた兵庫県宝塚市。市立病院看護師...[記事全文

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南相馬の男性 母親の震災関連死不認定 取り消し求め市提訴

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩し死亡した高齢の母親を、南相馬市が震災関連死に認定しなかったのは不当だとして、同市の男性が19日までに、市に対し不認定処分の取り消しを求める訴訟を福島地裁に起こした。不認定処分取り消しを求め...[記事全文

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(52)ストレス 仮住まい 神戸の教訓 「福島が最も深刻だ 認定基準現状と落差

震災関連死の問題への取り組みを続ける上田院長
 東京電力福島第一原発事故に伴う長期避難中に命を落とす「原発事故関連死」。避難住民は、さまざまな心労を抱え、古里から遠く離れた仮設住宅や借り上げ住宅で望郷の念を抱く。  18年前の阪神大震災でも住まいが倒壊、焼失し、避難所や仮設住宅で多くの被災者が衰...[記事全文

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県内1605人に 避難長期化 直接死上回る

表(上)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による避難などが要因で亡くなったとして、県内の市町村が震災関連死と認定した死者数が1605人となり、地震や津波による直接死1603人を上回ったことが17日、分かった。避難の長期化が背景にあり、早期帰還や災害公営...[記事全文

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(51)ストレス 仮住まい 慣れない環境 減り続ける仮設住民 行政、実態の把握に苦心

郡山市の稲川原仮設住宅。夜間も駐車場はがらんと空いたままだ
 東京電力福島第一原発事故に伴う仮設住宅暮らしが長期化する中、住民同士のつながりが希薄になるという課題が浮かぶ。  郡山市富田町の稲川原仮設住宅。2階建ての9棟が並ぶ。平成24年1月31日に「帰村宣言」した川内村の村民が避難生活を送る。入居当初は子育...[記事全文

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避難生活もう限界 借り上げ・仮設住民が訴え 災害公営住宅整備を

福島市の仮設住宅で夫直延さんの遺影を見詰める近藤さん
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う県内の震災関連死認定数が直接死者数を上回ったことで、避難生活の過酷な実態があらためて浮き彫りとなった。仮設住宅や借り上げ住宅の住民は「窮屈な暮らしで、ストレスがたまる一方。もう限界だ」と声を上げ、行政に災...[記事全文

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(50)ストレス 仮住まい 慣れない環境 友いない生活に嫌気 仮設に移り、少しは安心

二間ある仮設住宅に住み替え、運び込んだ介護用ベッド。7カ所目の避難所で初めて寝室ができた
 「借り上げ住宅での1人暮らしはつらかったね。1日中、誰ともしゃべらないでテレビ見てたんだ」  大熊町の無職渡部英雄さん(71)は平成23年7月から5カ月間、会津若松市のマンションを借り上げて住んだ。しかし、近くに友達もいない生活に嫌気が差した。  ...[記事全文

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(49)ストレス 仮住まい 慣れない環境 入居後も体調戻らず 東の空に「古里」を思う

進さんの遺影の周りには、スナップ写真がにぎやかに並ぶ
 富岡町から郡山市南一丁目の仮設住宅に避難している無職関根富子さん(66)は夫の進さん=当時(72)=の遺影を見て、ある言葉を思い出した。「おい、とみ(富子さん)。俺が死んだときの写真を撮ってくれないか」。急性脳梗塞で倒れる平成23年12月の1カ月ほ...[記事全文

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(48)ストレス 仮住まい 慣れない環境 避難所 心身むしばむ 「仮設に移れたのに...」

穏やかな表情で近所の子どもおんぶする進さん=平成23年11月
 郡山市南一丁目の仮設住宅の1室に1枚の写真が飾られている。男性が、近所の子どもをおんぶし穏やかな表情を見せていた。  2年前の冬、富岡町から避難する無職関根富子さん(66)の夫進さん=当時(72)=は仮設住宅の前で突然倒れた。冗談半分で遺影用の写真...[記事全文

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(47)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 「笑顔でいるのが一番」 夫の残した言葉支えに

俊明さんが記していた日誌。残りのページは絹子さんが引き継いだ
 浪江町小野田の陶(すえ)絹子さん(65)は、大堀相馬焼「大陶(だいとう)窯」の4代目で夫の俊明さん=当時(69)=に先立たれた7月から心にぽっかりと穴があいたままだ。  「大海に突然、放り出されたような感じ。一人は寂しいもんだね」  俊明さんと昭和...[記事全文

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3年分のカルテ提出し主張補強 双葉病院遺族訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院の男性患者=当時(98)=と、隣接する系列の介護老人保健施設の女性入所者=当時(86)=の遺族が、東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは12日、東京地裁で...[記事全文

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(46)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 育ての親認定されず 60年一緒に暮らしても

福島市の避難所にいたころの大場さん(中央)と俊明さん(左)、絹子さん(右)。大場さんは避難所を転々とし歩けなくなった
 東京電力福島第一原発事故で避難を強いられた浪江町の大堀相馬焼「大陶(だいとう)窯」の4代目、陶(すえ)俊明さん=当時(67)=と妻の絹子さん(65)にとって、福島市のパルセいいざかは3カ所目の避難所だった。俊明さんは、60年間一緒に暮らしてきた育て...[記事全文

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(45)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 不満、苦情に耳傾け 行政区長として絆守る

陶さんが身に着けていた麦わら帽子。大堀相馬焼の走り駒を自分で描いた
 「せめてもの救いは、大好きな遺跡発掘現場で亡くなったことかな」  浪江町小野田の陶(すえ)絹子さん(65)は、夫の俊明さん=当時(69)=が倒れた当時、二本松市のトロミ遺跡でかぶっていた麦わら帽子を大事に保管している。帽子の側面には国指定伝統的工芸...[記事全文

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(44)ストレス 仮住まい 生きがい喪失 窯も家もあるのに 4代目、心労重なる

避難先で走り駒の絵付けをする陶さん。大堀相馬焼の再興を目指していた=北塩原村、平成23年
 「走り駒」が描かれた器を窯から取り出す。「ピーン」という澄んだ音が響き、「青ひび」が入る。国指定伝統的工芸品「大堀相馬焼」の大陶(だいとう)窯4代目で陶緑(すえみどり)商店主の陶(すえ)俊明さん=当時(69)=にとって、窯出しの音は、この上ない喜び...[記事全文

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原発事故前のカルテ提出 双葉病院患者の遺族訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院の男性患者2人=当時(97)、(73)=の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは29日、東京地裁で開かれた。原告側は、患者の原発事故前3年分のカルテ...[記事全文

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診断書など提出 双葉病院患者死亡賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院の男性患者=当時(62)=の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは22日、東京地裁で行われた。原告側は、男性患者が避難後に入院した病院の診断書など...[記事全文

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診断書を提出 浪江の自殺遺族賠償訴訟

 浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=が東京電力福島第一原発事故による避難生活を苦に自殺したとして、遺族3人が東電に対し約7600万円の損害賠償を求めた訴訟の第4回口頭弁論は19日、福島地裁(潮見直之裁判長)であり、原告側は喜一さんの主治医の診断書...[記事全文

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原告、和解案を拒否 川俣の自殺遺族賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難中に自殺した川俣町山木屋の渡辺はま子さん=当時(58)=の夫幹夫さん(63)ら遺族4人が、東電に約9000万円の損害賠償を求めた訴訟の第6回口頭弁論は19日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれ、原告側は裁判所が示し...[記事全文

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避難時の記録で原告反論 双葉病院の患者死亡訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院の男性患者=当時(67)=の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは15日、東京地裁で開かれた。原告側は、東電側が求めていた避難時の診療経過について「...[記事全文

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死亡男性の診断書提出 いわきの震災関連死認定訴訟

 いわき市の女性が市に対し、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う避難で、うつ病を悪化させて自殺した夫の震災関連死の不認定処分を取り消すように求めた訴訟の第2回口頭弁論は29日、福島地裁(潮見直之裁判長)で開かれ、死亡した男性の主治医が証拠とし...[記事全文

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避難時の診療経過 東電側追加求める 双葉病院賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して亡くなったとして、大熊町の双葉病院と隣接する系列の介護老人保健施設の患者・入所者計2人の遺族が東電を相手取り損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは23日、東京地裁で開かれた。東電側は、原告側が提出した...[記事全文

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遺族、来月にも東電提訴 避難中不明女性に「失踪宣告」 双葉病院賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴い、双葉病院からの避難途中に行方不明になった認知症の女性=当時(88)=に対し、家裁相馬支部は16日までに失踪宣告をして、民法上、女性は死亡扱いとなった。女性の遺族は「死亡は原発事故と因果関係がある」として、11月中にも...[記事全文

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避難長期化で自殺増 県内1~8月 被災3県で最多15人 古里離れストレス

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に関連する県内の自殺者が増加傾向にあることが内閣府のまとめで分かった。今年は8月末現在で15人に上り、昨年1年間の13人、一昨年の10人を既に上回っている。岩手県の5倍で被災3県で最も多い。専門家は古里を離れて...[記事全文

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医師の報告書提出 双葉病院遺族損害賠償訴訟

 東京電力福島第一原発事故に伴う避難で体調を崩して死亡したとして、大熊町の双葉病院に入院していた男性患者=当時(73)=の遺族が、東電に対し損害賠償を求めた訴訟の弁論準備手続きは8日、東京地裁で開かれた。原告側は、男性の病状を記した同病院医師の報告書...[記事全文

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精神不安書面で示す 相馬酪農家自殺訴訟口頭弁論で原告側

 東京電力福島第一原発事故で将来を悲観して自殺した相馬市の酪農家菅野重清さん=当時(54)=の妻(35)ら遺族が、東電に対し約1億2600万円の損害賠償を求めている訴訟の第2回口頭弁論は7日、東京地裁(中山孝雄裁判長)で開かれた。原告側は準備書面で「...[記事全文

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県側、回答を保留 双葉病院の「避難指示」調停

 東京電力福島第一原発事故による避難で入院患者約40人が死亡した双葉病院と、女性患者=当時(91)=の遺族が県に対し、避難指示を出した経緯について調査・公表などを求めた第1回調停が2日、福島簡裁で開かれた。県側は「検討する」として回答を保留した。  ...[記事全文

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